年越しも年明けも、蕎麦、蕎麦、蕎麦。
でも、細く長く生きたいってキャラクターじゃないんですが.....
子供の頃、お蕎麦の美味しさがわからなくて「うどん」を選んでいた私。
父に、「お蕎麦って美味しい?」って聞いたところ、「大人になると美味しいんだぞ~」って言ってたのよね。
大人の味ってやつですね。
今となっては、迷わず蕎麦。
お蕎麦は、近所にある我が家の迎賓館 福島屋さんという淡島通りのお蕎麦屋さんがお馴染みですが、この日は着物でめかしこんで銀座でお蕎麦。
って言うと聞こえはいいけどね。
いえね、最初はテレビで見た中華の「過門香」に行こうと思ったんだけれど、場所がわからず。
(我が家、出先で食べログとか検索するのイヤなんですよ。行き当たりばったりが好きなの。)
で、あまりの寒さに目に飛び込んできたお蕎麦屋さんに逃げ込んだわけです。

どんなに寒くても、条件反射で席についたと同時に「生ビール2つ」と言ってしまう悲しい性。
でも、やっぱり暑くても寒くてもおいちぃ。

白海老のかき揚げ
静岡魂メラメラの私としては桜海老を押したいところですが、いや富山の白海老には負けます。
ふっくら さっくり。
ビールにぴったり。

季節のお野菜は、舞茸とたらの芽と蕗の薹。
もちろん、たらの芽と蕗の薹は初物。

煮穴子
お蕎麦屋さんにしては、おつまみ充実。

香ばしい蕎麦のみが いいアクセントになります。

地物の銀杏なんでしょう。
やわらかくて、香りが高い。
これも大人の味ですわな。

蕎麦屋で飲むときには欠かせない板わさ。
祖父が山口出身のダンナちゃん、蒲鉾にはうるさい。
こちらの蒲鉾は合格点らしい。

お漬物も、自家製らしく、ほどよい具合のぬか漬け。

豆腐の味噌漬け
日本酒飲みんしゃいと言われているような充実したおつまみ。
全て丁寧に仕込まれていてます。

もちろん、しめはお蕎麦。
迷った末に、辛味大根蕎麦を選びました。
日本酒で、まったりした口をキリリとしめてくれます。
いやはや、いいお店を見つけました。
手打きだ (そば(蕎麦) / 銀座駅、銀座一丁目駅、有楽町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5