ラーメン屋さんは言わずもがな、カウンターのお寿司屋さんや立ち食い蕎麦屋さんも大丈夫。
一人で海外旅行もしちゃうタイプなので、極端フレンチ・レストランでも中華料理屋さんでも、そのとき食べたいと思っていれば入っちゃう。
そんな私が、どうしても一人で入れないでいたのが.....
牛丼屋
学生の頃は男の子のお友達、あとはダンナちゃんとは行ったことがあるんだけどね、一人は未体験。
夏と先月、松屋の期間限定のトマトハンバーグ定食、もんのすご~く食べたかったの。
でもね、渋谷道玄坂でも、神田でも、何度も何度も前を往来して、結果は入れず。
にもかかわらず、牛丼屋のメニューには魅力的なものが多いのよ。
今回、どうしても食べたいのが、吉野家の牛キムチクッパ 280円。
しかも、8日まで玉子がタダでついてくるんですって?
こりゃ、どうしても食べたい、食べたい、食べたい。
神田駅近くの吉野家、三度前を通り過ぎて、まだ入れず。
オーダーの仕組みが分からない。
食券買うの?と思って、中の様子を探ってみたりして。
四度目に通りかかった瞬間、一足先にオジサマがお店に入って行ったの。
ここで入らなければ!と意を決して入店。
席を指示されるのかと想い、自動ドア入った所で立ち止まっていたら、後ろのオジサンが先に席についてしまった。
あぁ、空いてる所に座ればいいのね。
空いている席に座り、頼むものは決まっているくせに、メニューを眺めていたら、お茶が出て来た。

あぁ、お茶なんだぁ、うれしいな。と思って、両手で湯のみを持ってお茶をすすっていたら、オーダーのタイミングを逃したらしい。
「すみません」と言ったら、「少々お待ちください」と言われ、そのまま待つ、ひたすら待つ。
来ない.....
空席だった隣の席に座ろうとした男性客、腰掛けながら「牛鍋 並 つゆだくで」って頼んだ。
この瞬間を逃しちゃ行けないわ!
「牛カルビクッパを並盛りでお願いします」
何をするにも、周囲のみなさまに頼りっぱなしだね。
いやぁ、やっとオーダーできました。
すぐ出て来て拍子抜け。
待ってる時間のが長かったかな。
とほほ。

玉子は、やっぱり半熟玉子でしょ。

なんか、うまそうだじょ。
一口、そのままいただいて、半熟玉子を投入。

ちょっとぉ、おいしいじゃん。
大盛りにしときゃよかたわ。
席を立つとき、美味しかったときのいつものくせで「ごちそうさまです。おいしかったです。またきますね」って言いそうだったけど、さすがの私、空気を読みました。
「ごちそうさまでした」だけにしておきました。
一度入ったら、もう大丈夫。
こつはつかめたわ。
この日の私も、ひさしぶりのなかなかの調子外しっぷりだったけど、私の母は、これを回るわよ。
私が大学で上京してきたころ、母は始めて立ち食い蕎麦屋に一人で入ったそうな。
食券を買ってカウンターにおいて、「すみません、電車の時間がございまして、すぐにできますか?」とカウンターのオバサマに聞いたらしい。
母曰く「そしたらね、そしたらね、すごいんだよ!『すぐにできますか?』の『か?』でお蕎麦が出て来たの。すごいね~東京って!」
どうよ?