茶々丸オヤジの毎日が美びっとライフ -5ページ目

片岡鶴太郎展 パラミタミュージアム

先日観賞してきた、パラミタミュージアムで開催中の片岡鶴太郎展

艶葉樹(つやばき)をテーマにした展覧会は、鶴太郎氏の長年の目標だった椿を描いた作品に、日本画、水墨画、書画から染色、陶芸と色とりどりの作品が並ぶ展覧会となっています。

今や芸人、役者よりは、画家として活動が大きく取り上げられるようになった片岡鶴太郎氏、40歳から取り組んでもう15年になるそうですが、そう独特な作風は、美術ファン以外の心を掴む人気を不動にしています。

芸能人の中には、二足のわらじを履く人は多く見えます。アート業界に人間にとっても、知名度に人気を備えた芸能人の作品は、一般の画家よりも高値で取引されることが多いです。

贔屓目の言葉通り、芸を極める人には、運も具わっているものです。画家が、パトロンにより支えられるように、彼らもまた、ファンと言うパトロンに支えられています。

片岡鶴太郎氏もその例外ではありません。個性的な作風は、観る人の心を打つことは確かですが、画業15年で、日本画の技法を、身に着けたとは到底言いがたい技量です。無名であっても相当の技量を持つ画家からみれば、厄介ではあります。

ただ、アートに関わる者にとって、片岡鶴太郎氏を通して、美術館に足を運ぶ人が増えることは、大変喜ばしいことです。

茶々丸オヤジとて、芸人片岡鶴太郎は大好きな一人です。また、その作風も好きです。

できうれば、更に技量を磨き、画業に集中することで、名実ともに片岡鶴太郎氏作品は、椿の如き美しい花に艶の在る葉を実らせていくことと思います。

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フェルメール<地理学者>とオランダフランドル絵画展

今日は、フェルメール<地理学者>オランダフランドル絵画展に出かけてきます。
今回で2度目の展覧会ですが、ネットショップの店長仲間の要望で、茶々丸オヤジ的ガイドでのワークショップを開くことになりました。

アート関係者としては、とてもうれしい要望なので、力入ってます。

と言うことで、開催場所の豊田市美術館の魅力も含めて、ブログでもご案内することにします。

先ずは、豊田市美術館について。

本館は現代美術を中心に収集する日本の公立美術館のひとつです。
金沢21世紀美術館や十和田市現代美術館など、現代美術を扱う美術館によって、豊田市美術館も注目を浴びてます。

設計は、ニューヨーク近代美術館新館の設計や日本の美術館設計で有名な谷口吉生氏で、七州城址にある、緑の庭園と雄大な大池、茶室などを備えた水と緑のあふれる素敵な景観です。

また、日本の漆工芸の第一人者で、前衛的な作風で知られる高橋節郎館が別館としてあります。

さて本展のフェルメール<地理学者>とオランダフランドル絵画展は、17世紀に海洋貿易で栄えた新興国オランダで花ひらいた、ドイツ・シュテーデル美術館所蔵のオランダフランドル絵画と今回二度目の来日を果たした、フェルメールの「地理学者」の特別展示されています。

オランダフランドル絵画は、当時のキリスト新教徒の思想と海洋貿易の発展により、市民の中に絵画が広く浸透していきます。

それまでの教会による歴史画や貴族を中心にした肖像画から、一般市民に人気のあった風俗画や風景画、静物画が多く描かれるようになりました。

絵画の位置づけ(ランク)も、この順で、今回の展示も歴史画、肖像画、風景画や風俗画、静物画と展示されおり、当時のオランダ市民の趣味嗜好や海洋貿易による影響を読み解くことができます。

その意味でも、フェルメールの「地理学者」にもその時代の栄華を感じることができ、また、地理学者の衣装にも江戸時代の長崎出島によるオランダ貿易による日本文化の輸出も見られます。

その後のフランスとの戦争により、経済も疲弊し、同様にオランダの巨匠レンブラントやフェルメールも、晩年は没落し破産を余儀なくされました。当然のことながら、オランダの芸術も衰退していきます。
しかしながら、オランダフランドル絵画がなければ、芸術が一般大衆の手に届くことはなく、現在のレンブラントやフェルメールなどのオランダ巨匠の評価もなかったはずです。

また、オランダ貿易により、日本文化が輸出され、印象派へのつながる影響も無かったのではと思います。

そう考えると、世界の芸術に与えたオランダフランドル絵画の力は大きいと思います。
そんな、壮大な歴史を感じながら、今回の展覧会に触れてみるのも楽しいのではないでしょうか。

エイミー・ワインハウス逝く。

とても、残念なニュースだった。エイミー・ワインハウスが27歳で、この世を去った。

彼女のデビューは、僕にも、音楽ファンにも衝撃的だった。そのディープでソウルフルな歌声は、時代の若き歌姫たちの誰よりも鮮烈でした。

しかし、彼女の歌声よりも、ドラッグやアルコール、恋人との関係などによるスキャンダルだけが目立つようになってしまった。

ジャニスやジミヘンなど、27歳の若さでドラッグによる死(今は原因は不明)は衝撃的だが、もうロックが、ドラッグ、暴力、セックスなくして存在しない過去の時代と並列に並んでいて良いのかと思えてくる。

伝説となったロックアーティストたちにつきまとうドラッグ。一説には、その才能を27に止めることとなったといわれる悪魔の契約。そんな、契約が存在するならば、多くの才能在るミュージシャンは、凡人となっってしまう。

レディガガが、ドラッグの体験と決別を語っている。彼女も、エイミーの死は無念だと感じてているだろう。

さらに、彼女の歌声を愛するファンの悲しみは深い。サードアルバムの発表を前にしての彼女の死は、ロック史の伝説として語られるかもしれないが、多くの音楽ファンは、そんな伝説よりも、彼女の生のステージを望んでいただろう。

いまわしい悪魔との契約から決別する時代が来ることを、一人の音楽ファンとして望んでいる。