かれこれ40年近く前、流れで中学受験をすることになった私は、どっぷりとその流れに飲み込まれました。我が子の中学受験に伴走しながら当時のことを思い出し、各学校にどんなイメージを抱き、どのような併願をしたかなど好き勝手に述べたいと思います。正直今の入試には何の役にも立ちませんが…ww


 昔は3月最初の統一入試だった


大阪、兵庫、京都は統一。奈良だけが2月からの入試でした。関西では男子はまず当時男子校だった奈良学園を受験。奈良学園も人気でした。奈良の学校では帝塚山は今ほど実績はなく、西大和学園はまだ設立されていませんでした…


ついで東大寺学園を受験。
まだ東大寺の境内に狭い校舎があり、現在地に移転予定だった頃です。
ここを本命にしてあとは実績稼ぎか終了の人もちらほら…


その後3月1日統一入試日に大阪、兵庫、京都の受験でした。東大寺学園に合格しているかどうかが大事で合格してれば灘、甲陽学院を、京都の人は洛星という感じ。新興の進学校であった東大寺学園でしたがかなり人気があり、灘の滑り止めではありましたが、甲陽学院、洛星とは人気の面では互角で、通学時間などでどちらかを選ぶケースが多い印象でした。洛南はまだ高校のみで中学はありませんでした。

東大寺学園落ちは灘、甲陽学院、洛星には回らず、大阪星光学院、さらには清風南海や六甲といったところに流れたイメージ。あと、高槻がこれら入試がひと段落した後に試験があり、最後の砦といった印象でした。


 ​いろんな学校への勝手なイメージ

その後、いろんな中高出身者と交流したり、仕事をする中で勝手なイメージを持ちました。まぁ、勝手につぶやいているだけなので気にしないでくださいw


​灘

同じ塾のクラス内でも抜けている。東大寺学園、洛星、甲陽学院との間にひとつ壁がある感じ。休み時間に漢文を白文で読んでいるなど、突き抜けた個性w (知人)灘に誇りを持っている。いい意味で変わった人が多い。泣く子も黙る日本一の最難関校。私はどれだけ頑張っても届く気がせず、受けようとも思わなかった…

​甲陽学院

スマートで賢い。真面目。算数は問題がとにかく長かった…

育ちがよく上品で優秀な人が多いイメージ。名前がかっこいい。昔からの伝統ある進学校であり、ほんとに賢くて優秀な人が多い。雑誌などではこの学校の良さは最近見直されている印象。灘の陰に隠れて知名度が低いが、評価はきちんとされている最難関校。

​洛星

元京都のカリスマ。やや遊び人が多く、個性的な人が多いイメージ。OBも個性的。京都では圧倒的知名度で尊敬される。でも若い世代は洛南支持。正式名称はヴィアトール学園洛星という長い名前。もう20年近く洛南に押され、昔の進学実績は今では信じられない状況。まさか洛南に抜かれるとは思ってなかったらしい…

巻き返しも難しそうで西京や堀川にも追いつかれ、地理的にも不便でもあり今後の方向性が気になる元最難関校。

​東大寺学園

自由奔放でみんな学校が楽しそう。自由を謳歌しつつ、やるべきことはやるといった感じ。おおらかな人が多いイメージ。比較的新興進学校にもかかわらず、また学校がガツガツと進路指導や広報をしていたイメージもないのに、東大寺という名前もあり知名度は全国区で、実績も安定。もう新興ではなく立派な伝統ある進学校と思う。西大和学園に押されつつも安定した存在感のある最難関校。

​大阪星光学院

スマートな遊び人が多くおしゃれで遊び方を知っている。四天王寺と近いのでうらやましがられる。都会のど真ん中にあり、何かと便利。名前がかっこいいので名前でここを選んだ人がいる。(実話)当時は新興進学校だったが、既に人気は高かった。大阪府の公立高校の改革にも負けず、存在感を示している最難関校。内藤剛志がOBであることをテレビで自慢すると、あまりいい気がしないw

​六甲学院

昔は六甲中学、高等学校。おしゃれな名前とうらはらにザ・昭和的なスパルタ。名前に騙されてw昔、受けたいと言ったらやめとけ…と言われた。令和の時代に変化するのか、そのまま昭和でいくのか。今後の行く末が気になる難関校。

​清風南海

きちんとした制服に刈り上げ。厳しい校則。本家清風と変わらないはずが、なぜか南海とついただけで明るく、ややゆるいイメージだったが実際は厳しい。その後共学になるなんて信じられないほど硬いイメージ。共学後も校則は厳しいのか、スカートの丈とか測られるのか気になる難関校。

​高槻

知名度はあまり高くないが、個人的には高槻OBの知り合いには優秀な人が多く、全員東大卒。真面目で人がよく、付き合いがいい人が多かった。入試における最後の砦イメージだったが今は違う?まさか共学になるとは…

娘の進学先としては興味がある難関校。

​白陵

ちょっと遠い。めちゃくちゃスパルタの厳しい学校のイメージ。OBからはつらかった思い出が溢れ出るw(知人が愚痴ばかり行ってました)

目立たないが実は進学実績はいい難関校。


番外編(昔はなかった学校)

​洛南高校附属

ガリ勉と不良が入り混じったカオスな高校で男子校だった。高校のみでもしっかり進学実績を残すスパルタ校。面談で志望校の調整が入っていた…(高校しかない時代)

自動車科の生徒がスポーツ担当。こんな進学校になり、共学になり、小学校まで併設するとは驚き。きちんとした詰襟に揃えられた襟足のイメージ。完全に洛星を食い、京阪奈圏の優秀層の取り込みに成功した最難関校。

​西大和学園

設立当初はかなりスパルタで生徒集めもスカウト的なこともしていたとのこと。京大は保健学科で数を稼いでいるなど批判された時期もあったが、順調に実績を伸ばし、地位を確立。その後は東大にシフトし全国区での知名度を獲得。一見田舎にある学校のようだが、実は大阪へのアクセス良好で通いやすいため優秀な生徒は集まりやすい。若くてやる気にあふれる教員が多く、設立当初のスパルタとは雰囲気が異なり、今後存在感がさらに増しそうな最難関校。


とまあ、勝手な感想を書きました。自身の中学受験から40年近く。かなり勢力図も変わり、親の昔の感覚での学校選びはお勧めできないですね…