とにかく教育にお金がかかる日本

 

公教育に予算を配分しないため、学校外費用の個人負担が異様に大きい日本。

いくら公立中高、大学へ行ったところで中学3年生で塾に行かない人などほとんどいません。

児童養護施設のこどもたちに対しても塾の費用が公費から負担されているほど(ただし中3のみや必要と認められる場合)。

能力別教育もなされず、各個人、各家庭に子どもの能力の発揮いかんがかかっている・・・

勤勉で才能ある子どもであろうともチャンスすら与えられない・・・

そんなこの国の教育の在り方には危機感を感じています。

我が家も中学受験をしますが費用は相当なもの。これではお金がないとまずステージに立てません。

中学受験が終わってもその後も費用が掛かります。最後は大学受験、大学生活にかかる費用・・・

 

今日は地方から大学に行くにはどれくらいの費用が掛かるか、我が家の一番上の子供の例をあげて家族としてどれくらいの費用を考えておけばいいのか、また地方であるがゆえの問題を愚痴りたいと思います。

 

 

大学の学費・生活費 地方は住居費がかかり仕送り額が大きい

 

我が家の一番上は国立大学に進学しています。旧帝大で医学部ではありません。

旧帝大の中でも人口が多い都市圏の大学です。(身バレ防止のため大学名は控えさせてください)

まずは学費から・・・

国立大学で授業料は概ね53万円~60万円/年(大学により2割まで引き上げる裁量があるため大学によって異なります)

入学金はその半額で26万~30万円程度です。

家賃は都市部に行けば行くほど高額になります。女子であればセキュリティーの問題などでさらに高額となります。

最近はWi-Fi完備の住居が多く、それがゆえか共益費が高いです。

我が家の場合は家賃6万2千円+共益費8千円です。

これに加え生活費。物価の高い首都圏では高額になります。

食費4万円+雑費2万円としても6万円です。

 

すると月々にかかる費用は

学費約4.5万円+家賃7万円+その他生活費6万円=17万5千円になります。

 

 

バイトをしてもらうしかない

 

大学生ですし社会経験のためアルバイトはしてほしいところ。

医学部でもアルバイトをしている学生はいます。月に3万円程度は稼いでほしいところ・・・

全額を自分の小遣いにまわされたらたまったものではないです 笑

 

 

最後の頼みの綱 奨学金

 

この金額は兄弟がいなければまだましですが、兄弟が複数人いると破産します(笑)

しかしここで強い味方が日本育英会をはじめとする奨学金!

こどもに負債を背負わせるのはという声も聞きますがここはやむを得ない・・・

 

しかし・・・

所得制限があります!

中途半端な小金持ちはここで絶望します!

つまり上述した17万~18万円×兄弟の人数を地方から都市部の大学に出すためには必要ということになります。

我が家はその下も県外大学に行っており、現在30万円近くの仕送りをしています。

これに加え三番目の塾の費用です・・・

どれだけ才能があり勤勉な子供でも。わが国ではチャンスすら与えてもらえない実態かと思います。

ちなみに我が家では子供に米を食わせて親は粟を食っていると表現しています。愛車は軽自動車です・・・

 

私立大学の場合はさらに費用がかさみます。我が家は医師ですが、到底私立大学医学部には行かせることはできません。次年度から第3子以上の家庭の大学授業料無償化の予定ですがそれでも月20万円近くの仕送りになります。

 

学資保険の充実や将来の教育資金について考えるか、地方の場合は地元に残ってもらうかまたは都市部でも首都圏、関西圏などお金がかかる地域は避けるかなど考えなければなりませんね・・・