10日の朝。
まずは、昨日主任に言われたことを思い出して、奥さんの弁護士事務所に電話した。
主任は慰謝料300万を払っているから、まるが200万を請求されるのは法外に高いと思う、50万ぐらいにへらせるんじゃないかと思うから、減額請求をしてみてと言われたから・・・
弁護士の人からおりかえし、お昼電話かかってきて、
事務所は、内容証明書作成のみで交渉は直接奥さんに電話をしてくださいとの事だった。
私は20時まで仕事だった。
そして、今日主任も一緒に仕事だった。
減額言ってみた?と聞かれて、夜、奥さんと話し合って決まると思う。
と言った。
そしたら主任は『昨日俺と話し合ったこととか言っていいよ。それに、俺が慰謝料300万を払っている事も言っていいよ。俺は払いすぎてるから』と。
べつにそれは関係ないと思うし、そんな事言っても奥さんの気を逆なでするだけだと思った。
だから、私は奥さんが減額しないと言うならばそれでいい思った。
そして、閉店後、主任が話しかけてきた。
『電話するの?』と。
『あんまり夜遅くなっちゃ悪いし、帰ったらすぐ電話するよ』
そして、家について奥さんの携帯に電話しても話し中・・・・
女の勘?
何か怪しいと思った。
そして10分後ぐらいにやっとつながった。
まず、大金なので、すぐには支払えないので慰謝料の額を減らして欲しい事を伝えて、
色々うんぬん話して、なんとか100万までには減らしてもらえた。
そして、奥さんから
『さっき電話があって聞いたんですけど、元旦那に慰謝料請求をされたいそうなんですけど、それは止めてもらいたいなとおもってまして・・・』
と切り出してきた。
主任がいくらのお給料を貰って、ローン、養育費、慰謝料、を払ってるのかを知っているのは確かに奥さん。そういうのを考えたら、経済的に本当に厳しいんだろうなと思った。
けど、、私も中絶の事を色々話して、そしたら話の内容がずれて、
『正直、こんなことを言うのも変なんですけど、私・・・主任に対して憎いって気持ちもありまして。だからそれに対しても請求したい気持ちになり、どうしても言ってることが信じられなくて・・・』といってしまった。
『どっちにもいい顔をしているような気がして・・・』
そしたら奥さんが『旦那はよりをもどしたいと言ってるんですが、信じられないから無理とは言ってるんですが』と。
『そんなことを奥さんには言ってるんですか?私には・・・好きとか一緒に居たい気持ちがあるとか・・・色々言われてたのに。私と関係をもちながらそんなこと・・・』動揺した。
ともう私はこの時点で大泣きして、奥さんも泣いていた。
『多分、一人になって寂しくなったんだろうと思うの。でも、離婚する前はたしかにまるさんのことしか考えてなかったと思う、私が何を言っても聞いてくれなかったし、無駄だったし。で、一人になって、子供に面会する時があれば、家族が恋しくなって、でも一人になったら傍にいるまるさんのもとに行って。多分ね、根は優しい人なんだけど、両方とも大切になったんだと思うの。ずるいのよ。でも、子供にとっては血のつながった父親だし、本当に優しい父親なの。だから会わなければいけないけど、、、そういう人なんだなって早くに気がつけてよかったと私は思ってる。』と話してくれた。
もう涙が止まらなかった。
私が信じてきたことは嘘だったんだ・・・・すごく情けなくなったしむかつくしと奥さんに漏らしてしまった。
そしたら、
『まだ若いんだから絶対にいい人がいるはず。それに、こうやって話せて彼がそういう人だったって気が付けて私も良かったし、あなたもよかったんじゃない?』とまで言ってくれた。
私にこういう風に言ってる傍ら、奥さんにはそういうことを言っていたんですね、もう本当に信じられないです。
そして、今まで私に送ってきたメールを奥さんに見せたいと言ったら、奥さんも、私に書いた手紙も見せてあげたいと。いつでもみせてあげるからねと声は笑っていた。
なんだか、本当に申し訳ない気持ちになって、でも、本当に話せてよかったと思った。
しまいには携帯の番号まで交換してしまった。
何かあったら連絡してくださいと。
もし、奥さんが演技していた、彼とグルになっていたとしても、
もうそれはそれでいいと思った。
なんだかそんな感じはしなかったから。
そして、彼がもすごくせこい人間なんだなと思ったら、
一気に気持ちがさめた。
多分、私が奥さんに電話する前に電話して、あの子に慰謝料を請求しないように言ってくれと言ったんだなと思ったし、今まで言ってくれたことは全て嘘だったんだと思った。
昨日あんな未練のある別れかたしたのに、今はもう彼の事はどうでもいいやと感じる。
本当に奥さんと喋れてよかった。
かわいい子供から父親を奪った事に対して、忘れてはいけないけど、
すこしだけ、気持ちがスッキリした。
だけど、私は一生、主任を恨むと思う。