ペットショップにとって、犬は「商品」です。「命」という認識があるところは少ないと思います。
犬は、生後1カ月ごろが可愛いので、高く売れます。高い犬は、20〜40万円くらいする場合もあります。
犬が大きくなってしまうと、犬が可愛くなくなるので、犬は安くなります。
在庫処分セールをやるペットショップもありますね。在庫処分の犬が売れなかったらどうするのでしょうか。
ペットショップによって違うと思いますが、里親募集をしたり、店の看板犬(店で飼う)にしたりするところもあります。ですが、それはいいペットショップの場合だけです。
悪いペットショップは、保健所にまとめて連れていったり、中には生きたまま袋に入れ、死んだらゴミと一緒に捨ててしまう恐ろしいところもあるそうです。
ですが、ペットショップ側としては、こんなことをするとその分儲けが減ってしまいます。なので、ペットショップはあの手この手で犬を売ります。消費者に、「衝動買い」させるのです。
まず、人気の犬種を揃えることです。
今は、ポメラニアンが人気ですね。
ギガちゃんが可愛かったから、という理由でポメラニアンを高値で衝動買いした人も少なくないと思います。
他には、抱っこさせて運命を感じさせ、買わせる商法です。
運命を感じればどんな悪い飼い主だって買っていいわけではありません。
衝動買いされてしまった犬は、不幸な一生を送ることになります。例えば、会社でずっと働いているから、家に誰もいない状態で犬がずっとほっておかれるケースや、世話が出来ずに捨ててしまったりする人がいます。犬を捨てることはなくても、犬の知識がなくて犬を大変な目に遭わせてしまう場合もあります。
例えば、犬が病気なのに気付かず、悪化して助けようがなくなったり、良かれと思ってイカやチョコレート、キシリトールガムなどをあげてしまって犬が死んでしまった、ということもありえます。
ですが、これは説明不足で売ってしまったペットショップも悪いと思います。
犬を飼ったら、たくさんの費用がかかること、毎日散歩に連れてってあげないといけないこと、近所迷惑になるかもしれないことなどの大切なことを話すのがペットショップの義務だと思います。命を売っているのだから、それなりに責任を持ってほしいです。
ですが、ペットショップは、売ることだけを考えて、命を物としか思っていないところがほとんどです。そう詳しく説明したら、そんなに大変ならやめる、と買うのをやめてしまう客が出てきてしまうからです。
普通はこう思わせることがペットショップの義務だと思いますが、ペットショップは売れさえすればいいのです。たとえ、犬がどんな目に遭おうとも。
犬が沢山売れればその分お金が入りますね。そのお金が沢山あるほど、自分が遊ぶ事ができますね。
自分が幸せに暮らせれば、他の生き物のことなんてどうでも良いのですか。
中には、人のプレゼントに犬が買う人もいます。私は、それを見てどうかと思います。
命をあげて人が喜べば、それでいいのですか。犬が喜ぶか、不幸になるかなんて、プレゼントに犬をあげるような人は、考えたこともないでしょうけど…

最後まで読んでいただきありがとうございます。
犬が「商品」と扱われなくなる世界になりますように。
そんな未来になる事を、心から願っています。