
本日は、素人ではとても体験できないような旅をご案内いただきました。
①妙心寺
…どこかに茶々姫縁の品は残されていらっしゃらないものか…
・慈徳院供養塔
・織田信忠供養塔
・織田長孝供養塔
・織田高長供養塔
・大雲院跡地
・前田玄以木像
・前田玄以夫妻画像、位牌、供養塔
・門(聚楽第遺構)
・三の丸殿位牌、供養塔
・韶陽院跡地
・海福院お茶室
…大坂の陣のあと、海福院で悔恨の言葉を残されたという場所はこのお茶室だったのだろうか。
・福島正則画像2点
…家臣の描いたものと、絵師の描いたもの。前者のほうが色彩鮮やかで、後者は威厳と風格があった。
・福島正則直筆書状
・福島正則所用貝盃、槍
・福島正則供養塔(子女のものもあり)
…説明してくださった方の話の内容が今さら武断派=寧派vs文治派=茶々姫派で、こっそりうんざりしていたのは内緒。大坂の陣前秀頼・茶々姫にご丁寧なお手紙をくださった福島さん、陣後に海福院で悔恨の言葉を残してくださったらしい福島さん大好きです。
・玉鳳院、雲祥院、雑華院(外から眺めるだけ)
…雲祥院さんには火事のため御霊屋など何も残っていらっしゃらないとのこと。残念。
②某所
・個人的に好きな孫七郎さんの像や供養塔に手を合わせられて幸せでした。
・もうすぐ話題になるであろう次弟小吉さんや末弟さん、若君方の供養塔にもご挨拶。
・幸家公記の登場回数がめちゃめちゃ多いお母様の像・供養塔にご挨拶。
・個人的には秀頼の許嫁の姫君(妙亀)の供養塔にお参りできたことがとても嬉しかったです。
・メモ(仙千代=妙泉、百=道喜、十=妙寿、土=妙授)
・某書物で見た秀頼の和歌にはお心当たりなし。残念。
・但し、過去帳に秀頼の名前はあり。茶々姫らしき女性の戒名をご覧になった覚えはなしとのこと。
・貴重な資料をいただいた。大変ありがたいです。
③三寳寺
・秀頼・国松・茶々姫供養塔(今回の画像)
…念願の。『その時~』の茶々姫回で見た、こちらで侍女の末裔さんたちによって供養が続けられている件についてお話を伺いたかった。
・氏家古奈供養塔
…三寳寺を開いた茶々姫の姪御。侍女とも。この方の婚礼は茶々姫の肝いりだったそうな。養母初からも、伯母茶々姫からもとても可愛がられた姫だったらしい。
・氏家行広・松雲院供養塔
…氏家行宏は別名荻野道喜。大坂の陣では茶々姫を介錯する。古奈の父。
ときどき古奈の実母が松雲院でないような系図を長浜城辺りで見かけるけれど、どういう意図だろう。『渓心院文』にも高次の姪御(松雲院は高次の妹)と紹介されているし、三寳寺にも父母の供養塔を建てていることから、実母は松雲院でよいのでは。
・京極高次・常高院供養塔
…これも古奈の作らせたもの。夫婦は幼いときから古奈を引き取ったため、養父母にあたる。古奈の供養塔の背面にひっそりあるので、見つけるのが大変でした。というか、一人では発見できませんでした。
件数は多くはなかったけれど、とても貴重な、充実した一日でしたm(_ _)m