優しさを勘違いしている人間が多い。

相手が傷ついたとき、その傷を舐めることで 相手の痛みは確かに和らぐかもしれない。

でも決してその傷は塞がらない。
たとえ相手が痛みに悲鳴を上げようが、傷を縫ってやる行為、
それが結果として傷をふさぐことのできる、唯一の真の優しさ。








「傷を舐めあう」って言葉があるけれども、世の中の人は、優しさって言葉をすごく勘違いしてる。


その“優しさ“って行為をしたことによって、自分がどう思われるかってことをすごく気にしてるヤツが多すぎる。それって、本当の優しさじゃない。自己満足、自己陶酔であり、自己演出というもの。

人が傷を負ったときって、真に優しい人は傷が治ったその先のことを考えている。でも傷を縫う行為自体は痛みを伴う。だから傷を縫ってる最中、その人は痛い痛いって言うんだよ。時には「何でそんなことするの?」って、キレられたりすることもあるし、恨まれたりすることだってある。暴れられたりもする。ところが、傷が治ると 「あのとき縫ってくれたから自分はこうやっていられるんだ、ありがたい」ってことが、その人にも分かる。…



雪月花~The end of silence~をBGMに、

がくしょなり-、絶賛どくしょなり-ドキドキ