前回記事にした、わははの会下矢印の企画で、

「ブリスベンでもシニアサポートが始動!」

主催者の緒方さん・河合さんが

ボランティアをされている

Karuna Hospice(カルナ・ホスピス)

を訪問・見学させていただきました。

 

ホスピスと言っても、

緩和病棟があるのではなく

在宅での緩和ケアを提供している非営利団体です。

チベット仏教をフィロソフィーに掲げていて

ダライ・ラマもここを訪れたこともあるのだとか。

「Karuna」は、英語でいうと compassion

四無量心の四つの徳の「悲」ですね。

 

 

苦しみ・悲しみを共にする気持ちを持ち

苦痛を取り除いてあげたいという心。

緩和ケアにピッタリの名前。

 

 【スピリチャル・パトロンのダライ・ラマ】

 

このホスピスは、ブリスベンの北側のエリアを

広くカバーしていて、

終末期患者のお家を訪問し、

ケアを提供しています。

看護師さん11人で約70人の患者さんを看ているそうです。

 

身体的な介護は、家族も行いますが

外部のケアサポートを依頼したり

Karunaのボランティアさんが行う事も。

 

話を聞いたら、

この ボランティアさんたちが

すごいんです!

4年に1度の募集に、約400人もの応募があり、

その中から選ばれるのはたったの30名。

選ばれてから、長期間のトレーニングを受けた後

(マニュアルハンドリングとかもやるらしい。

 かなりコミットできる人でないと務まらない!)

晴れて 派遣されるそうです。

夜勤のボランティアもあるそうで、

わははの会の緒方さんは

学生の時に 昼間は勉強し、

夜にここのボラをやっていたそう。

(すごい人だ)

 

オーストラリアは、高齢者や障害者も

地域(在宅)で介護やサポートを受けている人が

日本よりも多いという印象だけれど、

スタッフの人の話では

オーストラリアの80%の人が「自宅で死にたい」

と希望しているが、実際には14%の人しか

家で人生を終えられていない

のだそうです。

 

日本は2016年の統計で

自宅死は約13%なので、

そんなには変わらないのが意外でした。

 

Karunaを訪れて思ったことは

死を目前にした当事者へのケアはもちろんですが、

家族へのケアが手厚い。

介護で共倒れにならないように

しっかりとサポートしている印象を受けました。

 

あとは、スピリチャルな側面の

ケアがちゃんと考えられている事。

ここで働く人たちは

必ずしも仏教徒ではないけれど、

緩和ケア=医療的なケアだけでなく

ホリスティックに人間を支える事として

自分の仕事の一部になっている。

なかなかできる事ではないな~

(てか、私にはできないかも)

 

 

すごく色々と 考えさせられ

勉強になった訪問でした。