突然調査員の訪問を受けた我が家。
調査員さんは調子のいい 朗らかな男性職員。
あいさつの後 父はどこにいるのか聞かれ
「病院に行っています。」と言うと
「困りましたね~。今日はお父様の調査をメインにしたかったんですよね。」
と言われる。
「今朝 調査に来られるとは知らなかったので!!」
と言ってみたが へらへらかわされた。![]()
「仕方なく」母親から調査が始まる。
急な訪問だったが、この日の午後には
ケアマネさんにも会うことになっていたので 事前に母には
「一番大変な時の話をしてね」「無理に何でも『できる』って言わないでね」
「できるだけサービスが受けられるように考えて答えてね」
などをしつこく言い聞かせ、復唱もさせてていた。
「はいはい。一番困った事を言うのね。」
などと分かったような返事をしていたが、いざ調査が始まると
「認定調査あるある」で、
何でも「できます!
」と答える母親。![]()
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多分、認定調査員が母の好きなタイプの
へらへらした人当たりの柔らかい男性だった事もあって、
時々調査員を笑わすエピソードも交えるサービスぶり。
身体機能の動作確認では、さらに張り切り
「ハイ!ハイ!
」とか声を出しながら
手・足を必要以上にあげて見せる。
そしてお得意の「私、足が速いから。」自慢が始まった。
「どこでも歩いてちゃっちゃかちゃっちゃか行っちゃうのよ!」
「でも、早く歩きすぎると危ないですよ。転ぶ危険性もありますよ。」
(ナイス!認定員
)
「大丈夫、バランスもいいから、私!」
いや、バランス崩して転んでけがした事あったろ?
その話をしたら「そうだっけ~?」と とぼける母。
いやいや、アナタ私に大変だった話をしつこいくらいしてたでしょ?
見せられたものを3つ思い出すチェックは、1つだけ言えなかった。
そうこうしているうちに、父親が通院から帰ってきた。
父は認知機能はしっかりしているが、
ガンが3か所にあり 身体機能が格段に衰えてきている。
なのに、「人によく見せたい」願望は母と変わらずで、
普段は見せないがんばりを見せてしまう・・・
「ちょっと動くとハアハア言って止まらないとダメだよね?」
と私が言うと
「そんなことないよ。毎日30分歩いてるよ。」とか
「俺、柔道やってたから、体は丈夫なんですよ。」とか。
いや、何十年前の話だよ!
調査事項が終わり、認定員が帰る前に
コッソリ色々言いたいことがあったのに
母がまた与太話を始め、認定員を大笑いさせて
「ウチはいつもこういう感じの明るい家庭なんです~
」
と言った・・・![]()
いや、お父さんアナタの事
「最近怒りっぽいし、すぐ怒鳴るから怖い」
って言ってたよ・・・
タイムアップで調査員が帰ると
父が青い顔して
「疲れたから横になっていいかな?」と聞く。
その具合の悪さをなんでさっき見せないんだ?
こうして二人分の介護認定調査が終わった。