悲しいのか、これでよかったのか、心はぐちゃぐちゃで… | 新しい一歩~ちわわん達と~

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元保護犬のあきら(朗)を家族に迎えて、先住ワンコと一緒に歩んでいく日常を少しずつ…

たぶん、長い文章になります。でも、書き留めておきたかったから。

 

昨日、2/22、お隣さんから声をかけられました。

「Momo、死んじゃいました」

 

えっ?えっ??

Momoちゃんは、黒柴ちゃんで可愛くて優しいおばあちゃんでした。

子犬(たぶん生後二か月頃)の時にお隣さんの家族になりました。

そして、15歳になった頃、虹の橋へ向かいました。

 

接し方や飼い方は、そこの家族の事情や方針もあるので、口出しは

できませんが。でも、何度か、お願いをしたことがあるんです。

笑って

「いや、犬だから、平気だよ。大丈夫だよ、番犬だし。」

と聞き入れてはもらえませんでしたけど。

 

洗濯物を干そうとベランダに出ると、眼下にはお隣さんのお庭の

犬小屋が見えます。そこの杭に、Momoちゃんはつながれてます。

お花の世話に庭へ出ると、フェンスの向こうのMomoちゃんが見え

声をかけるとしっぽを振って、クンクンと鼻を鳴らしてくれます。

 

夏の暑い日も、冬の寒い日も、台風の日も、雷の時も、花火大会で

空が割れそうなくらいうるさくても、冷たい風で凍えそうな時も、

ずっと、そこにいました。

「せめて、台風の時や異常に暑い日や寒い日くらいは、家の中に

入れてあげて下さいよ」

と伝えましたが、

「犬だし、」

との返事。

 

最近は、お散歩で会ったりすると、

「もう目が見えないから、ちゃんと歩けないから遅いしぶつかるし、

年寄りだからもうダメだな」

なんて言う。

 

待って!待って!!待って!!!

目が見えない、って、気づき始めた時ちゃんと病院で診てもらったの?

不調を感じたら、診てもらったりケアしてないの?

 

いまだに犬のことを「犬畜生」と呼ぶ人がいますが。

大型犬だろうが、小型犬だろうが、雑種だろうが、昭和な考えで、

昭和な飼い方、やめませんか?

 

ここ数日、Momoちゃんの姿が犬小屋にありませんでした。

もしかしたら、「調子が悪い」と言ってたから病院かな?、と思ってました。

 

「Momo、16日に死んじゃいました。犬小屋から自分で出てこれなくなって、

こりゃあかん、と思って家の中に入れてやったんですよ。

そしたら、朝、”わん!わんっ!!”って鳴いて、それからどんどん力なくなり、

夕方、腕の中で心臓が止まりました。」

 

 

 

怒りと悲しみと安堵と、気持ちはぐちゃぐちゃです。

暑さ・寒さ、そしてつながれたままの寂しさから解放されたMomoちゃんを

思えば「自由になれてよかった」とは思う。

15歳という年齢からすれば、「よくがんばったね」かも知れない。

でも、我が家の子ではないけれど、悲しいです。

最後の最後で、やっと家の中に入れてもらえて、飼い主さんの腕の中で

目を閉じたこと。それは、よかった、と言えるかもしれないけど。

Momoちゃんなりに愛を感じて15年過ごしてきたのなら他人は何も言えない。

 

 

どうか、「犬を飼う」のなら、もう、昭和な飼い方は誰もしないで欲しい!

切実な願いです。