前々から着手してたものづくり。退職の為に出来上がらないままになるかとこの二か月、ひやひやするやら悔しいやら申し訳ないやらで内心大忙し。
ここにきて、急ピッチで進むことになった(退職がまだ先方の工芸の先生に伝えられていないジレンマを抱えつつ)。

打ち合わせを重ねて、自分の思い描いたものを伝え、それをつくり上げるにどうすればいいのか、何を諦め何を妥協し何に無理を通すのか、いっぱい喋って何となく伝わったかなって言う手応えを得て帰った8日。

12日に高速走ってる最中に掛かって来たのが出来上がったの電話連絡。早っ。

休み貰ってたから当然引き取りには行けず、本日持って来て頂くことに。
顔を合わせることは出来なかったものの、当の品の仕上がりは思ってた以上だった。
可ー愛いーじゃないですかっ!的な。勿論自分にとって可愛い、と思うものなだけなので、ひとからどう評価されるかは全くさっぱり分からない。




これを、上層部が何と思うのか、ひとが何を思うのかなんて正直結構どうでも良くて。
(退職するからその声が聞こえなくなるってのも勿論あるけれど、自分が満足だから何か何言われてもいいような気がする)
考えて考えたものがカタチになることのこの言葉にしにくい難しさと、ゼロから出来上がっていくワクワク感と、期待よりもでっかい不安で揺れまくった時間と、出来上がったものを見た嬉しさ。これだけでもうめいっぱい幸せかもしれない。


工芸のプロ相手に無知だからこその無茶を言って大恥を何度もかいたし、無知だからこそのチャレンジも出来たし、その世界を詳しくなんて知らないからこその無謀なこともお願いした。その全てが今日、今、自分の掌にあって。形を持って重さを持って温度を持って、在る。


なんて幸せな仕事をさせて頂いたんだろう。
ものをつくるってなんて楽しいんだろう。


大袈裟過ぎるかもしれないけど、今日の自分のこの気持は本当に初めて得るもので、絶対忘れないものなんだろうと思う。
作っておいて販売にほぼ携わらないと言う、有り得ないうような身勝手な仕事をしてしまったけど、悔い無いや。
売る道筋を作る、後20日程で、全力で。





感謝。