
出来た当初にはおそらく物凄くきっちり整備されてたんだろうなって思わせる、姿。
今は少し鄙びているけど、でも苔むして年月感じさせる今の佇まいが寧ろ好ましいと思う。
平日に行ったせいか、人が居なくてしんと張り詰めた感覚を覚えるような。

早起きが天敵な自分はさっさと見て回るしか時間が取れなくて、閉まる時刻も迫っていて、何だか物足りない未練めいた感情を持ったままここを辞したワケだけど、もう少し居たいなって言う思いがなんだか、酷く、心地いい。
ぼんやり眺めるだけでも、座って寒さに震えるでも、何となく居たいと思ってた。
もっと、長く。

周りにあった甘味処なんかには全然寄る暇はなくて、ただこの場所だけ見て、国宝を見て、お参りをして、ご飯を食べて帰っただけの一日。
ぎりぎり、林万昌堂の甘栗を買う隙間を作って、お土産を手にほくほく。
ここの甘栗しか殆ど食べない。
でも、自分が手を付ける前に、一日で一袋が消えた。
そんなこんなで今回は口に出来ず終い。

