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みなさん、おはようございます。

本日もブログをご覧いただきありがとうございます。

 

先日、ネット上で少し飛び交っていた地震に関してのお話です。

昨今、地震が多く発生していて、「いよいよ大地震がくるか?」とネットでは煽るような記事が出ていたりします。

 

地震によって怖いのは津波ですが、果たしてここ横須賀はどうなのか? という点について書いていきます。

地震専門家ではないですが、地域による様々な意見、過去の歴史踏まえての個人的な見解です。

 

 

  津波が発生しづらい半島の入り口

 

結論から申して、
「地震は起きるかもしれないが、大津波が発生する可能性は低い地形になっている」です。
 
まず、こちらの地図をみていただきたいのです。ポイントは赤丸で囲っています。
 
 
東京湾とその周辺の地名が書かれていますが、
東京湾の特徴は、”入り口が狭く、中が広い”です。
 
津波が仮に押し寄せても、上記の赤丸の箇所(神奈川県と千葉県)が防波堤のような役割となり、都市圏に向けての津波を軽減させる役割となると考えられます。
 
津波発生がゼロではなく、東京湾内にも津波自体は発生するでしょう。
ですが、東日本大震災で石巻などで発生したような大津波の起こる可能性は極めて低いとされています。
 

 

過去の津波から被害を予測する 

 

 
出典:エンタメ! 歴史博士
 
関東大震災の際の津波の影響(高さ、死者)も、東京湾内よりも相模湾(逗子、鎌倉、藤沢)の方が甚大であったとされています。
それは、相模湾は東京湾のような「入り口は狭く、中が広い」という地形ではなく、奥張った地形になっており、津波のエネルギーが一点集中してしまう地形だからと考えられます。
 
過去の災害から予想しても、横須賀エリアは、地震は起こったとしても、津波による災害は少ないのではないかとされています。
 
 
また、横須賀は海が近いですが坂の多い街という特徴があります。(しかも結構急な坂多いんです・・・)
地震が発生した際も、坂を登ることで災害から逃れることができるでしょう。
(むしろ坂を登ってくるほどの津波の場合、横須賀どころか、都内もアウトでしょう・・・)
 

 

じゃあ、津波はこないのか? 

 

ここまで書きましたが、
決して横須賀自体が「津波は絶対来ない」や「津波がきてもそんなに高くない」を保証する内容ではないです。
 
自然災害は常に人々の予想を超えてきますから、横須賀に大津波が発生する可能性もゼロではありません。
 
ですが、過去の災害の歴史と、入り組んだ地形過去大津波が発生しているエリアの地形を垣間見たとき、東京湾が大津波が発生したエリアと真逆の地形をしているということが、安堵感を高める大きな要因となっています。
 
東日本大震災の際は、陸地は奥張った地形となっていた為、津波のエネルギーが一点集中状態になっているのです。
 
 
こうした過去の津波の影響をみたときに、東京湾が特殊な地形であるということが見て取れます。
 

 

日々の備えが大事 

 

以上のことから、大津波の起こるリスクは低いと考えられるのですが、
自然災害はいつも僕らの予想を超えてきます。
 
東京湾で大津波が起こらないというのは、0ではないのですから、災害に向けて定期的に備えることが重要ですね。
 
うみかぜ公園でも、津波時の避難周知が貼られています。
 
うみかぜ公園近隣住民の避難場所は、なんとうみかぜ公園なのですが、
津波の際は、ここに避難は危険すぎますので、高台への避難と周知がされています。
事前に、うみかぜ公園から、高台の坂付近までの距離は今度歩いてみます。
 
本日もご覧いただきありがとうございました。