「そっか!」
で、再び台本のあれこれ。
既に書いているように、9月にやろうとしている
「人間失格」
台本のあれやこれやを悩み中です。
大体の骨子は、この前兎亭に籠って、
うーんうーんと言っているうちに、
結構まとまりました。
なかなか面白い試みができそうな予感です。
ただ、どこまで作品に忠実にやるのか。
忠実すぎても、なぞっている気がしてしまうし、
かといって、かっ飛ばしすぎても、
バランスが壊れてしまう。
そんなこともあって、
何度も何度も人間失格を、
さらには、太宰の他の作品や、研究書を、
読み返す日々だったりします。
で、ふと気付いたのは。
太宰の文章が意外と読みやすいこと。
もちろん時代的な読みにくさはあるのだけど、
でも、なんとなくしっくりくる感じがある。
なんでだろうと思いながらも、
読み返していたのですが、
言葉のリズムが生なんです。
文章だけど、生。
例えば「メロスは激怒した。」
格好いい書き出しです。
けど、いわゆる文豪の文章には結構これがない。
感情よりも情緒、風景、そんなだったりして。
同じように言いっぱなしの言葉が、
これまた多い。
それが独特の勢いと、生感を生んでいるんじゃないか。
そんなことをふと思いました。
せっかくの生言葉。
できるかぎり、素材の良さと、
鮮度の良さで勝負!してもいいなぁ。
そんなことを思ってもいます。
おうえんしてね。