「新鮮味が出せない」


ということで、稽古も本当に詰まってくると、

どうしても台詞だったり、反応だったり、

気をつけていないと段取り的になりがちです。

自然な反応でないから、目立つんだこれが。


いろんな役者がだいぶこなれてきまして、

主なダメの一つにこの新鮮味がない。というやつがありまして、

なかなか難しいところです。

覚えるんじゃないんだ、吸い込むんだ。本当そう思います。


特に台詞は繰り返し繰り返し言っていると、

雑になるというか、気付かないうちに走ってしまいます。

「トメハネ」じゃないですけど、メリハリと言うか。

立ち止まれない感じ。


でもね、

そういうときこそ、台本を覚えないこと。

どうしても目の前にめくられるページがある気がします。

近似値でもいいから、実際のイメージがほしいところです。


こんな言葉を言うシチュエーションってどんなだろう。

こんなことをする日常ってどんなだろう。

そういうところに正しいモノがある気がするのです。


ボクも以前どうにもこうにも言えないセリフがありました。

考えてみると、そこに辿りつけなかった背景があったんだけど、

どうにかこうにか言えたのは、いろんなイメージをしたから。

「どうしたら、ボクはこの言葉を言えるのか」

そう思ったわけです。


さあ、まだいける。

吸い込んで、落とし込んで、出して。

役は生きているものだから。



おうえんしてね。