イケてるハゲ シリーズ
この学校の教壇を去ることになった
池禿一郎(いけはげ いちろう)
校長にお願いをしてクラスの学生には内緒であった
やりきった感はあったが、学生のことで心残りなことがひとつあった・・・
池照ぢろう:「先生・・・」
池禿一郎:「どうした? ぢろう 授業中だろ」
ことあるごとに担任の「池禿」と衝突していた「ぢろう」であったが、偶然、池禿が校長と話をしていた内容を聞いてしまったのである
ぢろう:「先生、今まで・・・先生の髪の毛のことを馬鹿にしてゴメン・・・」
池禿:「何をいまさら(笑) ほら、教室にもどれ! 」
ぢろう:「先生、学校やめないでくれよー(泣)」
池禿:「・・・」
ぢろう:「先生はハゲてるくせに、あまりにカッコよかったから、それがくやしくて・・・」
池禿:「ふふっ・・・くやしいか・・・」
ぢろう:「オレも大人になったら、先生みたいなイケハゲになるよ!」
池禿:「馬鹿野郎! オレみたいなイケハゲになんて、なる必要ないさ」
「オマエらしいハゲでいればいいんだよ」
「ただ、ハゲてることで悩んだ時は、いつでもオレに言ってこい」
ぢろう:「先生ー!!(号泣)」
END