ちりとてちん 落語ワールドSP | シャブリの気になったもの

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ちりとてちん落語ワールドSP
NHK-BS2 3月29日(土) 11:00~11:25OA
「落語で振り返る!ちりとてちん」


★はじめに


ちりとてちんの魅力の一つである「落語の世界」という、劇中劇。
これをまとめてみる事ができる番組だった。
司会進行は、桂吉弥さんと林家染丸師匠。
吉弥さん曰く、この劇中劇は、15種類あると言っていたが、
私が書き残したものを数えると、話の種類として15噺確認できた。
しほり嬢は、殆どを男役で出演しており、これがまたよかった!!
ちなみに、14話の喜代美妄想の中に唯一、遊郭の女として、
しほり嬢の女役時代劇シーンがある。

このスペシャルの最後には、ストーリーに取り入れられている
このほかの落語の御題も紹介された。

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★内容

草若の愛宕山のテープが流れる中、テロップがでる。
 「それは  1本のテープから始まった」
そして、工房で初めて喜代美(桑島真里乃)が落語に出会うシーン。

 タイトル:「ちりとてちん 落語ワールドSP」

★桂吉弥さんと林家染丸師匠のオープニングトーク
お二人とも、放送を見て、笑って泣いたりしているそうです。

早速・・・ (上沼さんのナレーション部分を西堀裕美さんが担当)

★「愛宕山」の世界

03話:第1週 「笑う門には福井来る」(10月3日)  ロケ地:梅丈岳
幇間の一八 :和久井映見
旦那 :松重豊
祇園の芸妓:京本政樹
祇園の舞妓:桑島真里乃



この噺が物語のキーワードになっているという染丸師匠。
藤本さんが落語好きだったからじゃないかと・・・ (そうです)

★「天災」の世界

63話:第11週 「天災は忘れた恋にやって来る」(12月12日)
気の短い男:貫地谷しほり
紅羅坊奈丸:松重豊




これもそうですが、物語には落語が上手いこと取り入れられている。
ただただ落語が入っているのではなく、全体のストーリーに落語が
じわーっと入っていると言う吉弥さんは、ファンの人はここにこんな落語ネタが
入っていると、それを探すのも楽しみだったようだとも言っておられました。

★「辻占茶屋」の世界

22話:第4週 「小さな鯉のメロディ」(10月25日)  ロケ地:劇場の舞台
遊女梅乃    :和久井映見
鍛冶屋の源太 :京本政樹
お囃子     :林家一門




死んでるはずの二人だから、シャバで会うたきりと言う洒落が粋、
と言う染丸師匠は、和久井さんが三味線も弾けて、この噺にはピッタリだと。

★「二人ぐせ」の世界

81話:第15週 「出る杭は浮かれる」(1月08日)
飲める男   :貫地谷しほり
つまらん男  :青木崇高




草々と喜代美の掛け合いがとてもよかったと染丸師匠。吉弥さんもお気に入り。
喜代美は男役がよく似合うという二人。そう、しほり嬢は殆ど男の役です。

ここで、他の作品がまとめて紹介される。

★「ちりとてちん」の世界

52話:第9週 「ここはどこ?私はだめ?」(11月29日)
喜ぃさん:貫地谷しほり
旦さん :京本政樹
竹    :渡辺正行
小僧  :??




★「胴乱の幸助」の世界

86話:第16週 「人の振り見て我が塗り直せ」(1月14日)
胴乱の幸助  :久ヶ沢徹




★「鉄砲勇助」の世界

118話:第21週 「嘘つきは辛抱の始まり」(2月20日) ロケ地:寝床・草若の家
子ども  :貫地谷しほり
男      :加藤虎ノ介
ホラ吹き:辻本祐樹




この貫地谷しほりは凄かった!!

★「鴻池の犬」の世界

68話:第12週 「一難去ってまた一男」(12月18日)
クロの声   :青木崇高
ブチの声   :茂山宗彦
地回り犬の声:貫地谷しほり




★★ここで、一服
吉弥さんと染丸師匠は、ミルクホールにゆき、
2代目染丸の「親子酒」のレコードを聞く。
昔の人の音源から、当時のギャグや、間の取り方が学べると言う染丸師匠。
ここで、落語の稽古は口で伝える『口伝(くでん)』の文化だということ、
そして口伝、三遍稽古で習った事は身についていて、噺をしているときに
師匠の言葉が、頭の上から聞こえてくるので、それをしゃべればいいと、
ある意味、常人ではわからない究極を語っていた。

★「景清」の世界

58話:第10週 「瓢箪から困った」(12月6日)
甚兵衛   :松尾貴史
甚兵衛の母:キムラ緑子
定次郎   :青木崇高




草々の定次郎のカツラがちゃんと天然パーマになっていて、
これが面白かった!と、そこがお気に入りの染丸師匠。

★「崇徳院」の世界

31話:第6週 「蛙の子は帰る」(11月5日)
熊はん :貫地谷しほり
作次郎 :青木崇高
お嬢さん:佐藤めぐみ




ここで、東京生まれのしほり嬢が、大阪弁、福井ことば、落語ことば、
落語の仕草・作法、三味線、太鼓とよく頑張ったとべた褒めの師匠。

★「饅頭こわい」の世界

99話:第18週 「思えば遠くへすったもんだ」(1月29日)
光太郎   :貫地谷しほり
男A(元やん):原沙知絵
男B(政やん):宮嶋麻衣
男C(喜六) :田実陽子
男D(他若者):押元奈緒子




これは面白かった!なんと言っても宝塚状態!!

★「算段の平兵衛」の世界

33話:第6週 「蛙の子は帰る」(11月7日)
算段の平兵衛:京本政樹




★「はてなの茶碗」の世界

124話:第22週 「聞かぬは一生の箸」(2月27日)
131話:第23週 「終わりよければ滑ってよし」(3月06日)
油屋    :貫地谷しほり
茶金    :川平慈英
番頭    :桂吉弥
鴻池はん :松重豊




このあと、油屋は500両を受け取るのですが、
それに味を占めて、今度は水の漏るおおきな水瓶を持ち込むという話。
この頃は、もうすっかり男役が似合っているしほり嬢でした。

★「たちぎえ線香」の世界

94,96話:第17週 「子はタフガイ」(1月23・25日)
芸妓小糸    :和久井映見
船場の若旦那:松重豊
御茶屋女将  :高野暢子
船場の番頭  :小松健悦
色町の男衆  :川原田樹
芸妓        :東岡亜美




★★ここで、一服

「たちぎえ線香」は大真打でしか出来ないという染丸師匠に、
私もやらせていただきましたと、吉弥さん。
そして、忘れてはならないと、「地獄八景亡者戯」!
大物俳優二人使って、金がかかっているという染丸師匠。
 
★「地獄八景亡者戯」の世界 (3回ほど出てくる)

104話:第19週 「地獄の沙汰もネタ次第」(2月04日)
喜ぃさん :貫地谷しほり
ご隠居  :松尾貴史




105話:第19週 「地獄の沙汰もネタ次第」(2月05日)
幇間    :桂吉弥
若旦那  :友井雄亮
芸妓    :茂中瑛子




115話:第20週 「立つ鳥あとを笑わす」.(2月16日)
幇間    :桂吉弥
若旦那  :友井雄亮
芸妓    :茂中瑛子



 
後のものに引き継いで、地獄にやってきたんだ、
噺を引き継いで、命を引き継いで・・・
そう考えると、よく出来たドラマだと思うと染丸師匠。

ここで、5月5・6日の総集編の告知。 朝8:35~

そしてここで、そのほかの隠れている落語ネタが紹介された。

★「ちりとてちん」から・・

10話:第2週 「身からでた鯖」(10月11日)




★「掛けとり」から・・

16話:第3週 「エビチリも積もれば山となる」(10月18日)




★「くしゃみ講釈」から・・

15話:第3週 「エビチリも積もれば山となる」(10月17日)




★「宿替え」から・・

18話:第3週 「エビチリも積もれば山となる」(10月20日)




★「寝床」から・・

37話:第7週 「意地の上にも三年」(11月13日)



★「船弁慶」から・・

58話:第10週 「瓢箪から困った」(12月6日)




★「くやみ」から・・

116話:第21週 「嘘つきは辛抱の始まり」(2月18日)




★「高津の富」から・・

137話:第24週 「蛇の道はヘビー」(3月13日)




★ナレーション
「半年の間、ちりとてちんを応援していただきまして、
 本当にありがとうございました。
 それでは、またいつの日か、お付き合いを願います」

★★最後は喜代美の引退高座




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字数制限をオーバーしたので、139話以前のリンクをカットしました。
139話以前のリンクは、144話の記事から飛んでください。⇒ (144話)
145話から最終回までのリンクは、最終回の記事から飛んでください。⇒ (最終回)

★あとがき 

この番組の収録は、大阪府上方演芸資料館(ワッハ上方)。
ハハハ!橋本知事が見直しを指示して、喜味こいしさんらから
存続を訴えられた施設です。タイムリ~~。NHKは存続派?
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