初めに述べておくのは母は再婚はせずに一人で2人を面倒みて彼氏も小さい頃に一人、私が20歳位の時一人だけ。

小学校の時引き取られたけど転校はせずに校区外からバスで姉と通うことになった。
そして母が経営する美容室も学校と家の間にあり学校帰りは美容室に帰ることになった。

そしたらお客さんが居るのに姉と笑ってたとかうるさいとかで最初はブラシとかが飛んできた。
これが「黙れ!」の合図。
そしてカットの後の髪の毛をはいたりペーパーを伸ばすお手伝いが仕事に変わった。
「学校帰り友達と遊ぶな」
「休みの日は早く起きて手伝え」
「テレビは見ちゃいけない」
「テストは100点悪くても95点以上」
これを守らないと家の中で髪の毛を引きずられて叩かれ、罵られた。
真冬の北海道で何度もパジャマのまま家の外に出され次の日の朝まで家には入れて貰えなかった。
小学生の時姉が私に意地悪をしたから背中刺された。

中学に入る更に厳しくなる
「返事の仕方が悪い」とて、朝ご飯中皿で殴られ頭パッカーンなった。
私が掃除機かけた後に髪の毛一本、小さなゴミ一つ残っていようなら掃除機の棒の所でボコられる。
「学期末テストや中間テストなどで95点以下」だと着物などを計る長い物差しで手が腫れて色が変わり血が出るまで叩かれた。
そのうち物差しが折れると買いに行って帰って来てまた叩かれた。
美容師の命の手で叩くと仕事に影響するから。
「紙と鉛筆の無駄」と言われ勉強しなくてもいいのかと思いきや髪の毛をジャキジャキに切られた。
読んでいい本は教科書と辞典しかなかった。


「あんたが悪いんだよ!」
「産むんじゃなかった!」
「目の前から消えろ!」
「どうやったら死んでくれる?」
その言葉が繰り返される。

でも母に喜ばれようと一生懸命で勉強も好きだったし机に向かうことは苦痛に感じなかったな。
むしろその間母の顔色見なくて済む。
でも声のトーンで今機嫌が悪いのか否かを判断しなくてはならず耳は常にダンボ(笑)
そこで私は閃くんだ。
家に居る時間少なくするには新聞配達してそのお金で塾行って残りを母にあげたら良いんじゃないかなって。
「友達からの電話も取り次いで貰えない」
「あんたはトイレ以外部屋から出てくんな!」
「ご飯はあんたの分はない」
それならもっと勉強したらご飯くれるかもって甘い考えだけど塾には行ったんだ。

中1の時突然の腹痛、嘔吐に襲われ寝込んで吐いてたら蹴飛ばされた。
「盲腸かも」と騒ぎ立てる私に「そんなはずない」と半日以上放置され力尽きたとこでようやく救急外来に行ったら「生理来そうで卵巣など腫れてる痛みです。」って。
そこから生理痛との戦い。
毎月立てない、泣きじゃくる、吐く。脂汗出て気を失う。そこでちょっとおかしいって大きい病院行ったら双角子宮でした。

正月とか新聞重いし雪の中ソリに新聞乗せて同級生のからかいや冷やかしに耳も貸さずってかそもそも友達と呼べる人は同じ学校には居ないんだけどね。
学年全員から無視されてた。
臭いとか貧乏人の子とか話すと菌が移ると。

大きい病院に通わなければならなくて違う市に引っ越す事になって友達出来たんだけどね。