ここで広告代理店の仕組みについて書いておきます。「広告代理店」で、イメージされるのは、電通、博報堂やと思うんですけど、ちょっとそうゆう「ビッグ」10社くらいは
別格で、以下、中小、2千社くらい(もっと?)あるんです。
電柱広告、看板、電話帳の広告から、雑誌の広告、もちろん、テレビ、新聞などありとあらゆる
「媒体(広告を載せる場所のことです)」
に広告はあふれています。
その「媒体」を提供する先、雑誌なら出版社と、広告主の仲をとりもつ、というか、中間にあって、右から左に回すだけで「手数料を得る」のが広告代理店なんです。
考えてみれば、儲けは少ないですが、とってもおいしい仕事で、正直、信用さえあれば、
「電話一本でできる」商売なんです。
もちろん資金があるのが大前提ですが、例えば雑誌を例にとりますと、広告主がわかりやすいように、●●モータースさんが「カー雑誌」に広告したいとします。
まず掲載場所を指定します。
「表紙」に広告がしたいというのを、広告代理店に申込みします。
雑誌によりますが、カー雑誌なら、表紙カラーですと、100万円くらいはするんです。
もちろん一回料金です。
(回数割引とかもあるのですが)。
通常、10%~20%のマージンをいただきます。
とすると、10万円~20万円の手数料が入り、出版社へは、80~90万円をお支払いします。
代理店の仕事はお金の回収と、完全な広告データを入稿する、それだけなんです。
在庫も、商品(広告)が腐ったりすることもありません。
ただ、時間が経過すれば、次の雑誌の刊行がやってくるので、また新たな広告が必要…
とエンドレスに(雑誌がある限り)、締め切りがやってくるという、誠においしい商売なんです。