わたしの仕事は出版周辺産業といいますか、多くの出版事業にかかわっています。出版といいますのは90%以上、「東京」で行われています。
ですので、わたしの取引先の90%以上も「東京」の人ばかりです。
わたしは生粋の関西人といいますか、「大阪人」でして、「東京のもの」は、「苦手」という先入観がありました.
例えば、味がちがうとか、言葉のイントネーションが違うのが、なんとなく「嫌」でした。
社会人になって働き出しますと、人間のいろんな面を見せ付けられました。
仕事は、お互いに利益を得る行為ですので、やはり、お互いの「エゴ丸出し」
みたいなところがあり、人間のいやらしい部分もたくさん見ました。
そしてわたしが思ったのは、関西の人よりも、「東京の人のほうが仕事がしやすい!」
ということでした。
京都の人と仕事をします。
お願い事があります。
「考えとく」
「私の一存では判断できないので、時間をください」
といわれて、返事を待っていると、「既に断っているやん」みたいなことがありました。
ミスをしたあとのペナルティでも、はっきり気持ちを言ってくれないし、どうしたらいいのかわからない、というシーンが度々ありました。
東京の人ははっきりしています!
ミスをしたときでも、
「10%の割引にしてほしい」
「これは悪いけど、無料にしてほしい」
と、はっきりしている。
ドライに思ったこともありますが、仕事は延々続きますし、トラブルは機械的に対処したほうが、あとあとやりやすいのです。
YES NO はっきりしたほうが仕事は円滑に進むのです。
なので、気が付けば「東京の人は、好ましい!」
というように変わっていました。
東京出張をして、東京の人に会うことは、密かな楽しみだったのです!!