2024.05.31 六代文枝一門会 三若-三語二人会(繁昌亭)
•桂貴文「強盗兄弟」
•桂文路郎「あんあん」
•桂三若「花筏」
•桂三語「くっしゃみ講釈」
〜仲入り〜
•こんばらさん「手品」
•桂三語「長短」
•桂三若「最終地の贈り物」
本日は
仕事終わってからの繁昌亭
うちの職場の良いところは
繁昌亭にまぁまぁ近い！ってところ
サイコーやん
という事で
本日もやってきました。
今日はどんなお噺が聴けるかな？
♪
♪⚫︎貴文さん「強盗兄弟」
アホの兄弟が
銀行強盗をする噺
めっちゃ悪い奴らなんかと思いきや
人質の皆さんには
さり気に気配りできるという
ええ人な一面も
貴文さんの
今風の若者言葉に
なんかほっこりした
「賢い人には、アホの考える事が
わからない」
このわけのわからん理論のもと
ひるむ事なく
サクサクというか
いらん事もしながら
悪事を働く
さて
強盗は成功するのか
迷惑をかけた
銀行への配慮も忘れません
みたいなオチ
斬新でした
⚫︎文路郎さん「あんあん」
粒あん好きはガサツ
こしあん好きは上品
そんなイメージだけで
人を判断する主婦2人
めっちゃ偏見なんやけど
めっちゃわかる気する
笑
笑人気のパン屋さんの
アンパンを一緒に買いに行くと
さっきまで愚痴ってた
「PTAの仕事をいつもサボって
人に迷惑をかける」
主婦友 本人もそこにいて
なんとその人が
残りのアンパン2個共買ってしまい
売り切れとなってしまった
ガーン
日頃の鬱憤と
めちゃくちゃ美味しい
こしあんのアンパン
食べられない悔しさで
その場で口喧嘩
食べ物の恨みは恐ろしい
粒あんのくせに
こしあんのアンパンを買うなんてと
と文句を言うてます
怒るポイントがおかしいですが
なんとなくわかる気もします
このお噺を聴いたら
自分はどっち派だとか
他人にどう思われているのか
気になるはず
私は
つぶあんもこしあんも
両方すき
⚫︎三若さん「花筏」
提灯屋の徳さん
背格好が似てるという理由で
病気で相撲のとれない
人気の力士
花筏の土俵入りの真似事を頼まれる
最初は
ワーワー言われたり
チヤホヤされたりして
喜んでたんだけど
ちょっと調子に乗ってしまい
ハメをはずした徳さん
最終日
アマチュアだけど
めちゃくちゃ強い
千鳥が浜と対戦することに
相撲は全くの素人の徳さん
実から出たサビなんだけど
大ピンチ
独特の三若節に
あおられて
最後までハラハラしながら
見守ります
涙を流しながら
念仏を唱えるシーン
本人達は
必死のパッチですもんねー
この勝負
どうなるの
出ました
徳さんの得意技
ちょっと違うけど
まっいっかー！なオチでした
落語らしくて良かった
たのしー
⚫︎三語さん「くっしゃみ講釈」
講釈師に
恋人の仲を裂かれた
おバカな男が仕返しをするお噺
胡椒を買いに行くにも
何を買いに来たか
思い出せない
ヒントが隠れてるので
得意ののぞきからくりを語る
独特のフレーズ
リズムが心地よい
講釈のシーンも
噺家さんの腕の見せ所
三語さんの
スピーディーでリズムの良い語り口調
張扇と子拍子で盛り上がる
プライベートでは
かなり風変わりな講釈師も
本業となればカッコいい
うっかり仕返しも
忘れるとこやった
けどコショウは使ってませんよーな
オチでした
見れば見るほど
講釈師が
ええ味出してます
今後も楽しみな演目です
⚫︎ こんばらさん「手品」
こんばらさんのスカーフ
風がなくても
いっつもなびいていて
かっこいいねー
お笑いに特化したマジックショーです
どこかで見た事あるような
ないようなマジックを
おもしろおかしく
披露してくれました
私の横の席の人(身内)は
ゲラゲラ笑ってました
肩の力を抜いて
楽しめるマジックです
⚫︎三語さん「長短」
※気の短い男を短君
気の長い男を長君と勝手に呼んでます
2人は真逆の性格ですが
昔からの友達
長君
顔を出したり引っ込めたり
登場する前から
のーんびりしてて(しすぎ？)
そこにいるだけで
なんかかわいいんですよね
長君が
ニンマリたたずんでいるだけで
客席から笑いが起こります
短君のキレ
具合もいい
具合もいい長君の饅頭を食べるシーンは
床に落ちた
カケラを拾うシーンが見たくて
目が離せません
長君
タバコを吸うのも
のんびりしててうまくいかない
短君が
「見とけよ！」と
パパパパーッとお手本を見せます
何回も見せます(優しいやねー)
そのパパパパーッで
何かが起こります
？
？それは一体
長君だけが
知っている
シンプルなお噺ですが
2人のキャラクターが
魅力的です
ほっこりして
おもしろい
⚫︎三若さん「最終地の贈り物」
このお噺は
人情噺です
キャンプ場で出会った
3人の男
その中に
全国をバイクで旅をしながら
献血をする男がいた
人にはそれぞれ
何かしら
辛い思い出があったりする
献血の男
行いは素晴らしいが
それには理由があった
辛い思い出
話す事によって
自分と向き合えたかな
妹を傷つけた酷い言葉
亡くなった後も
まだ妹に「許し」を求めていた
自分に気づく
三若さんの
迫真の語り
もう希望なんてないのと
と切ない気持ちになる
よよよ
バイク乗りを嫌ってる
キャンプ場の管理人から
呼び出しをくらう
踏んだり蹴ったりやんかーと
思ったラスト
そこで出会ったものとは
知らんでー
泣いちゃうでー
そんなオチです
ええ噺です
落語会、とても楽しかったです
ありがとうございました
お見送りタイム♪
貴文さん♪
今日の「人質の声かけ、おもしろかったー」と
伝えたかったけど、お見送りタイムはバタバタするからー
左から ジュリー(三若さん)と三語さん♫
2席ずつ落語を聴かせていただいて
贅沢な時間を過ごせました
ありがとうございます
あれれー？
「あんあん」の文路郎さんは？と
キョロキョロしてたら…
ジャーンッ
後ろにいてはりました
最後まで元気いっぱいに見送ってくれました♪
ありがとう
本日は、チャオチャオ餃子→落語→焼鳥
落語は初めてという
身内と合流してはじけました
繁昌亭での初落語
めっちゃ喜んでましたー
同志よ！
新たに同志が増えたので
今後共よろしくお願いします