雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~ -23ページ目

雨のさつき

先週の小雨の日の話。

なんとなく気持ちがささくれる

32歳 雨の日。


届け物ついでに 

おじいちゃんとおばあちゃんの庭に

主におばあちゃん(おじいちゃんは気の良い婿養子)ご自慢のさつきを見にいく。

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「花見せて~。」

と 行くと ただいま躁の方に寄ってるおばあちゃん

即座に小雨のなか 傘もささずに出て来る

「おばあちゃん 濡れるで、出て来んでも大丈夫で。」

というが聞いちゃいねー。


しばし 並んで さつきを眺める。

樹齢200余年のさつき・・・を樹齢90年弱のおばあちゃんと眺める。




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↑ 見切れているのがカメラを向けると逃げたおばあちゃん。







「今年(こんねん)は よう咲いちゅう。」

と おばあちゃんが つぶやく。

「へー、そうながや」




続けて 軽い調子で

「こんなに よう咲いたらあたしゃ 今年死ぬかもしれん。」

という。



「なに、それ 怖い。

 そんな 言い伝え

(樹齢200年のさつきが美しく咲いた年は村の老婆が1人死ぬ・・・みたいな)でもあるが?」

私がびびると

「(おばあちゃんの)おじいちゃんが死んだ年も

 おばあちゃんが死んだ年も さつきがよう咲いちょった。」

と言う。

「えーっと・・・じゃあ危ないね。」(心の声)




お年寄りの、冗談とも本気ともつかない

死をネタにした冗談(あれ?本気?)の

返すことばの無い感じが私はわりと好きだ。







ぼくたちの失敗

・・・こんなタイトルの歌 なかったでしたっけ?


インチキOLも3ヶ月目、

すでに数々の失敗をしてしまいました。

あんなに素性を隠していたのに

すっかり職場でも うっかりはちべえ。

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私の仕事の1つに 

週1で行われる会社の偉い人たちの会に 

コーヒーとか紅茶を出す、というのがある

最初の頃はすこぶる緊張した。

人数分のコーヒー紅茶をお盆に載せて会議のまっただ中に入り

1人1人の前やら横やらに出していく。

「◯◯さんはコーヒーブラック、◯◯社長はコーヒーミルク砂糖あり

 ◯◯さんは紅茶・・・。」

誰が何かを覚えるだけでも頭がいっぱい。

てゆうか、誰が誰か覚えるだけでも頭がいっぱい。

静かな会議室

「カチカチカチ・・・。」

カップの音がやけに響く。


ああ、会議の紙がじゃまでカップが置きづらい。

◯◯さんと◯◯さんくっつきすぎ!

カップを机に置いてしゃーっとすべらせたい。

てゆーか もうはじからまわしちゃってよ。


とりあえず 

「間違えず出す、こぼさない、速やかに出る。」

これだけをひたすら心がけて 逃げるように会議室を後にしていた。



少し慣れてきた3週目

最初の人のそばに紅茶を置いた時

そのおじさまがちらっと私を見た。

ちらっとではあったが その目は何かを訴えていた

その口は何かを言いたげであった。

私にはわかった、

「・・・どうやら 私は何かを間違えているらしい。」




しかし 今はとりあえず 出そう!

部屋を出てから考えよう!

自分をはげましつつ 二人目の横にコーヒーを出した。

すると 今度は会議室全体がちょっと微妙な空気になっているのに気付いた。

みんな 会議に集中しているはずなのに

私が傍らにコーヒーを置くたびに 

気まずさにも似た ちょっと変な感じが漂う。


4人目にコーヒを出した時、

私の脳裏に 朝の一コマがよみがえった。

朝のお茶だしで、

何も考えず一番近いとこからお茶を置いていく私に

やさしい女の社員さんが

「一応、一応で。

 ほんとはどうでもいいようなもんやけど(気を使ってくれている)

 役職の上の人からお茶は出すもんながよ。」



・・・てことは。


「ははーん。・・・会議のコーヒーもか。」(遅い)


私は 速やかに出すことに集中するあまり

ドアに近い人から順に出していた。

そして 会議というのは どうやら偉い人ほど奥に座る。

・・・なんなら 社長に1番最後に出してました。


役が下の人は 重役順位で出されて 居心地が悪く

役が上の人は なんとなく 肩すかし

みたいな空気が会議室で漂っていたのでした。




会議の後、

あの ちらっと目で合図を送ってくれたおじさまが

ものすごく言いづらそうに

「あのねえ、細かい事を言うようやけど・・・

 わしらあはほんとにどうでもえいがやけんど

 意外と 気にする人もおるきねえ。」

と 話かけてきてくれたので

「もしかして、コーヒーの順番・・・ですね?」

というと

「おお、そうよ。気付いたかえ。勘がえいねー。」

と ほめてくれる 気の使ってくれよう。

みなさん 気い使わせてすみません!


これから 社会人になるみんな!

社会人心得 ①お茶は偉い人順

覚えておこうね☆




追記

その次の週

「今度は 社長から出すぞ!

 よっし!順序確認よし!

 コーヒー良し!紅茶良し!」

と 鼻息あらく ドアの前に立つ私。

大事な話をしている(らしい)ので 

会議室のドアはぴったりしまっている。

私は大きなお盆で両手がふさがっているので

いつも 同じ部署の誰かが 

ドアをノックしてから あけてくれる。

その日も 近くの男性社員さんに

「すいません ドアお願いしていいですか?」

と いうと 何かの計算をしている途中らしかったが

手をとめて ドアの所へ来てくれた

「さ。いくぞ」

ドアの前で構える私。

来てくれた社員さんは

ちょっと上の空だったのか

ノックもせずにドアをいきなり開いた。



なんのまえぶれもなく開いたドアに

びっくりした役員さんたちの視線集中 

そこへ突然登場してしまってこれまたびっくり顔の私。

ババーン!

びっくり顔VSびっくり顔



社会人心得 ②ドアを開ける前はノックする



赤い顔で 会議室に入った私は

変な汗をいっぱいかきながら

偉い人からコーヒーを出しました。










































彫刻展

  
 
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6月になりました、庭の額紫陽花がきれいです。

(田舎暮らしなので、なにかというと時候のあいさつをいれがち)


今日は南国市岡豊にある、ギャラリーおおひらに行ってきました。

「丸尾康弘 彫刻展」


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この展覧会の案内ハガキが届いて気になったから。

木彫の作品で、小さい物は手のひらに乗るくらい、

大きいのでも子供の膝に乗るくらい。(わかりにくい)

ざらざらぼこぼこしている所とつるつるの所の配分が素敵にいい。


このハガキの作品も良かったけど、女の人がモデルの何点かがもっと好きでした。

製作のためのドローイングもとてもよかった。


木でできているからなのか 

かわいらしく体温がありそうにあったかくて、

そのくせ 1人で考え事をしているような静かな存在感。

いつまでも見ていられそうでした。



6/15日まで 10:00~18:00
水曜日定休



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ギャラリーおおひらは 入り口にこんなオブジェがあって

すぐ見つかりそうに思うんですが

意外に道からは見逃しがちです。(私は通り過ぎました)

ので、地図を載せてみます。


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唇のオブジェの所からさらに車で入れます。