宴 | 雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~

 本日は 

 高知の気鋭の(キュートなとかの方がにあうかな?)紙ものデザイナー 

 T氏の祝言の宴。

 


 場所は濱長 

(土佐の芸妓さん、舞妓さんと土佐のお座敷文化が楽しめる料亭。
 
 たぶん昔はおもに男の人たちが「お客(高知流おもてなし)」に使ったんじゃないかな、

 ある年代以上の人はみんな知ってる、高知の老舗遊び場。六年ぶりに再開。)

 

 招待状をもらったときに 
 
 「お構いなければ、ぜひ和装でおこしくださいませ」
 
 「酒とダンスの宴です」と書いてあったので、

 
 「みんな着物で来るなんて、

  いやーん 楽しそう!しかも濱長!」

 「芸者さんみたいにしていかないかんがやない?」

 「芸者さんはおるがやき!」

 と母や いとこの女連中で盛り上がりました。

 (行くのは私だけですが、そういうの大好きな
 
  身内の女たち 高知の女やのう。)

 
 着物を迷い、髪型を迷い、(そしていろいろあきらめ)

 わくわくで迎えた当日。

 風の舞う夜道をてくてく歩いて

 濱長の提灯の明かりにたどり着くと・・・


 同世代の男女がこんなにたくさん着物を着ている図!

 す、素敵・・・。

 着物ってたくさんいると こんなにきれいなのねー。

 色とりどりの女性の着物の間で男の人の黒い羽織、袴もひきたってる。

 
 黒い柱のお座敷、朱色の毛氈と天井。黄色っぽいあかり。

 今、時代いつ? 

 なんだか昔のお芝居の中に入ってしまったような、

 非現実感さえただよいました。


 

雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~



               雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~






 ちらほら 洋装(てかんじがする)の男女がいるのも

 昭和初期とか明治時代(知らんけど)みたいで またすてき。

 雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~


 芸者さんの三味線と歌声とともに 

 花嫁さんと旦那様の入場。

  雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~
 

  雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~


 お嫁さんかわいい!!着物も素敵、Tさん袴ナチュラル!


 その後は まさに 宴が始まり。

 愛媛から呼ばれた yummydance というダンスグループの


 祝いのダンスで大笑い。かわいいのに激しい。(↓動画)


 yummydance 祝婚のダンス[アメーバビジョン]


 
 みんなでしばてん踊りに よさこい。

 不思議なFファミリー劇団の演奏。

 
雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~


雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~



 ベク杯遊び。(というのかしら 駒をまわして あたった人が

 高知特有の杯でお酒を飲む とにかく飲む)


 本日のお酒!(文佳人 ラベルは高知の漫画家Mさんの漫画より)

 雨だれとガジュマル ~いのうえさとこ~


 
 宴の後、 みんな一致して 

 「夢のようだった」

 という 素敵な結婚披露宴でした。

 客がこんなに楽しませてもらって・・・まさに

 高知の「お客」の神髄。
 
(お客をする側がどれだけ手をつくしてくれてることか・・・。)



 高知の消えかけた遊び文化も満載で、

 高知の料理、、高知のお酒、

 高知の人、(クリエイター、お店。客)を

 フルに使って

 結婚式なのに、郷土愛にあふれてました。


 母や叔母の話に時々でてくる

 私の祖父や曾祖父の頃の宴会の話。

 ほんとにしょっちゅう家で「お客」をして

 箸拳(はしけん)したり、しばてんおどりを踊ったり、

 酔っぱらい(祖父)が転んで血まみれで帰ってきたり。 

 「ほんとに、酔っぱらいばっかりで大変やった。」

 と迷惑そうにいいながら 

 「景気よかったで」

 「いのもお町もにぎやかやった。」

 と なんとなく誇らしげで

 「へー。なんか、おもしろそうやなー。」

 と ちょっとあこがれていた 昔の高知。


 今日の婚礼で、「それって こんなかなー」

 と、高知の活気を見た気がしました。

 「いいものがいっぱいあるのに
  それを活かしきれんで、
  いろんなものが最下位な高知もそれはそれで
  好きやけど。
  もうちょっとおもしろいとこにしたいき、
  良いとこ残して、新しいことやって
  みんなで楽しくがんばろうや!」

 と、いうメッセージをみなが静かに受け取った(勝手な解釈☆)本日の宴。

 出会えた方々も素敵でした。心と目の保養になった~。


 あの おしゃれに不思議な感じが私の腕では、ぜんぜんお伝えできず残念。


 Tさんご夫妻ほんとうにおめでとうございます!

 お招きありがとうございました。