子どもの頃から、繰り返し見る夢がある。
昨日も、その始まりを見て、すぐに目が覚めた。
まだ、実家が古い建物で。
家族がそろって、今でテレビを見ている。たぶん土曜日なのだろう。弟も小さく、私もまだ子どもである。
玄関のピンポーンと鳴ると、母親が玄関に出てゆく。
その後を私が追いかける。
ドアの外には、かごをもった、やせっぽっちのおばさんが立っている。
そして、たまごをかってください、と言うのだ。
それを母は何かしら断るのだ。
おばさんの目は、すごく死んでいるというのか。
白目の部分が無くて、緑色の目をしている。
おかっぱ頭で、背が高くて、やせっぽっち。
そうして私の家族はおばさんから逃げるために、海辺の崖の上にロッジのような家を買って、
そこで住む事になった。
でも、たまご売りのおばさんは、そこにもやってきた。
私がじっと顔をみつめると、ぼろりと顔がとれて、
中から大きな緑色の目をした、虫みたいな顔が出てくる。
だいたい、そこまでで目がさめる。