ジキです。
前回、
山衛研が病原性ウイルスの存在を「前提」に業務を行っていることを認めたことについて書きました。
病原性ウイルスの専門家である山衛研が病原性ウイルスの存在を証明できないのであるから、
誰もその存在を証明できないであろうという予想の確認のために、
感染研に同様の質問をしました。
感染研に照会した内容
山衛研の回答を得て令和5年7月4日に次のような照会をしました。
今回は報告と質問です。
まずは、報告です。
当方が令和5年6月26日に山形県衛生研究所に対して行った照会に対して、「病原性ウイルスの存在を前提に業務を行っている」という回答を得ました。これは言い換えれば、病原性ウイルスの存在は仮説に過ぎないことを承知の上で業務を行っているという意味です。
ただ、このような認識が山形県衛生研究所だけのものであるというのは、非常に考えにくい話です。
前回、感染研様に送りました当方のメールでは、感染研様が主張する病原性ウイルスの存在証明は循環論法であり、非科学的であることを指摘しました。
そのことを踏まえて、1点だけ質問します。
質問
病原性ウイルスが存在すると断言できるエビデンスは存在しますか?
もしくは、病原性ウイルスの存在が仮説に過ぎないという主張に対して、反証できるエビデンスは存在しますか?
今までご回答いただいていない質問は無視されても構いませんから、この質問だけはご回答ください。お手間を取らせるほど難しい質問ではないと思われますので、可能であれば1週間程度でご回答ください。
よろしくお願いします。
ちなみに、山形県衛生研究所に問い合わせた照会は以下の通りです。
***ここから***
質問1
ファージや巨⼤ウイルスは単離することが可能であり、その存在が確認されています。また、病原性ウイルスと誤解されることが多い細胞外⼩胞も単離する⼿法が確⽴されています。つまり、ファージや巨⼤ウイルス、及び細胞外⼩胞が実在することが確認されています。⼀⽅、病原性ウイルスは単離することが技術的に困難であることが知られています。つまり、病原性ウイルスの存在は、未だに確認されていない、即ち「仮説」に過ぎないという解釈でよろしいでしょうか。「仮説に過ぎない」に対する反証は存在しますか︖
質問2
ファージや巨⼤ウイルス及び細胞外⼩胞を単離することが可能であるのに、病原性ウイルスが単離できない理由は何だとお考えですか。ステファン・ランカ博⼠は細胞外⼩胞と形状・サイズ・質量がほぼ同じであるため、分けることができないからと説明していますが、その説明以外の理由が存在しますか。
質問3
ウイルス学では「分離」と呼んでいる「細胞培養した結果、培養細胞の死滅の確認」ですが、この「分離」は病原性ウイルスが細胞に感染することを前提に⾏われています。しかし、質問1で述べたとおり、病原性ウイルスは未だに単離できないので存在は仮説に過ぎないのであって、その感染性も仮説にすぎません。したがって、「分離」、すなわち「培養細胞の死滅」の原因が病原性ウイルスであるという主張も仮説に過ぎません。以上のような病原性ウイルスの感染性が仮説に過ぎないという主張に対して、それを否定する反証は存在しますか。
質問4
ウイルスの存在が仮説に過ぎないので、新型コロナウイルスの存在も仮説に過ぎません。この主張を否定する反証は存在しますか。***ここまで***
この照会に対する山形県衛生研究所の回答は以下の通りです。
***ここから***
問1
当所では「病原ウイルスは存在する」ことを前提に検査・研究を⾏っています。「病原性ウイルスの存在は仮説に過ぎない」に対する反証について、当所では検討しておりません。
問2
その他の理由については、検討しておりません。
問3
当所では、「病原ウイルスは存在する」との前提のもと、細胞培養によりウイルス分離を実施しております。「仮説に過ぎない」に対する反証について、当所では検討しておりません。
問4
当所では、国(厚⽣労働省、国⽴感染症研究所)からの通知に基づき「新型コロナウイルスは存在する」との前提のもと、業務を実施しています。「新型コロナウイルスの存在も仮説に過ぎない」に対する反証について、当所では検討しておりません。
なお、広聴事案取扱要綱第4条第2項の規定に準じ、今後、同様のお問い合わせに対する回答は控えさせていただく場合がございますので、ご理解いただきますようお願いします。
⼭形県衛⽣研究所
※このメールは送信専⽤です。
このメールアドレスへ返信いただいても内容の確認はできません。
ご不明な点などございましたら、再度ホームページよりお問い合わせいただくか、下記の連絡先までお電話いただけますよう願いします。
▲△▲--*…*--*…*--*…*--*…*--*…*--*…
⼭形県衛⽣研究所
〒990-0031 ⼭形市⼗⽇町1-6-6
TEL: 023-627-1373 FAX: 023-641-7486
http: http://www.eiken.yamagata.yamagata.jp/
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***ここまで***
以上です。
ご回答、心よりお待ちしております。
感染研の回答
この照会に対して1週間経過しても回答が得られず、
再照会することで令和5年7月14日に回答を得ました。
こちらは国立感染症研究所Info受付事務担当窓口です。
業務が立て込んでいることから返信が遅くなり申し訳ございません。
山形県衛生研究所へのご質問の趣旨がこちらではわかりかねること、及び先方からの回答に関する詳細な情報がこちらで把握できかねるためこちらは回答できかねます。
なお、新型コロナウイルスに関する情報につきましては厚労省及び内閣官房のHPをご参考ください。
感染研は回答をごまかしました。
病原性ウイルスの存在が証明できるのであれば、
山衛研への質問の趣旨や山衛研の回答に関する情報の有無に関係なく、
証明すればいい話です。
この回答は明らかに、感染研は病原性ウイルスの存在を証明できないことを意味します。
以前は存在を確認していた
感染研は以前、
ジキの照会に対して、
令和5年1月6日のメールでは次のように回答していました。
感染研で実施しているSARS−CoV-2分離試験においては、光学顕微鏡にて細胞変性効果を観察した場合、SARS-CoV-2ゲノムの断片を検出するリアルタイムRT-PCRにてウイルスRNA検出、次世代シークエンサーを使用して全長ウイルスゲノム配列解析、電子顕微鏡解析による超微形態学的評価を実施することにより、ウイルスの存在と「細胞変性効果の原因が栄養欠乏等でないこと」を確認しております。
この時は、
ゲノム決定と電子顕微鏡画像で病原性ウイルスの存在を確認できると言っていました。
それに対して、
ジキが令和5年6月23日のメールで以下のように指摘しました。
この通り、病原性ウイルス(SARS−CoV-2)の存在の証明は、単離ができないために、仮説から出発してその仮説を証明するという、循環論法になっています。循環論法は科学的に無意味です。何も証明していません。
この指摘には特に反論はありませんでした。
寧ろ、
この指摘により彼らの言い訳である
「単離されていなくてもゲノム決定と電子顕微鏡画像で病原性ウイルスの存在を確認・証明できる」という主張が、
循環論法であることを指摘されると、
ぐうの音も出ないということです。
このことから言えることは、
ウイルス学者も
「単離できなければ病原性ウイルスの存在を確認したことにならない」ことは理解している、
ということが言えます。
何故なら、
循環論法を指摘されると反論できないということは、
存在が前提であることが議論の出発点になっていることを理解しているということですから。
存在を前提にしていることは明らか
まとめます。
感染研はごまかして病原性ウイルスの存在の証明をしませんでした。
しかも、
以前は存在を確認したと言っていたにもかかわらず、
今回はそれを繰り返さずに、
ごまかしました。
その背景に、
循環論法を指摘されたことがあります。
つまり、
ゲノム決定も画像も存在を証明する証拠に使えないことを認めたということです。
そして、
単離されていないことはその存在を前提で議論を始めなければならないことを感染研は理解している、
ということです。
つまり、
現状はその存在は仮説に過ぎないことを認めざるをえないということです。
今回は、この辺で終わりにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、お会いしましょう
したっけねー