ジキです。

 

抗原検査がソフトドリンクで偽陽性になるという話題について、

記事や論文を紹介しました。

 

記事を読んだときに頭に浮かんだ記事に対する突っ込みを

ブログに書こうと思っていたのですが、

論文を全訳してみて新たに気付いたことや、

そこからさらに調べて分かったことなどを

今回は書きたいと思います。

 

  LFDに使われているのはモノクローナル抗体

 

記事には「抗体が使用されている」としか書かれていましたが、

論文には具体的に書かれていました。

 

引用します。

LFDは通常、ニトロセルロース膜の試験紙と乾燥したテスト試薬を含む吸収紙を保持するカートリッジとして構成され、検体と混合すると、ニトロセルロース試験紙を通過して新型コロナウイルスに対するモノクローナル抗体(特定の病原体に結合する抗体)を固定した「テストライン」上に移動する。

LFDに使用されている抗体は「モノクローナル抗体」です。

これは特定の病原体(癌細胞も含む)に結合する抗体だそうです。

 

  モノクローナル抗体とは?

 

Wikipediaで調べてみました。

引用します。

モノクローナル抗体(モノクローナルこうたい、: monoclonal antibodymAbまたはmoAb)は、単一の抗体産生細胞をクローニングして作られた抗体である。このようにして得られた後続の抗体は、すべて単一の親細胞までさかのぼる。 

「クローニングして作られた抗体」と書かれているように人工の抗体です。

更に引用します。

通常の抗体(ポリクローナル抗体)は抗原免疫した動物血清から調製するため、いろいろな抗体分子種の混合物となるが、モノクローナル抗体は抗体分子種が均一である。抗原は複数のエピトープ(抗原決定基。抗体によって認識される抗原の部分)を持つことが多く、ポリクローナル抗体は各々のエピトープに対する抗体の混合物となるため、厳密には抗原特異性が互いに異なる抗体分子が含まれている。これに対し、モノクローナル抗体では用いる抗原のエピトープが単一であるため、抗原特異性も単一である。また、1つのモノクローナル抗体の治療対象を2つのエピトープに増やすことで、二重特異性モノクローナル抗体を設計することもできる。 

モノクローナル抗体のほかにも「ポリクローナル抗体」という抗体もあるようで、

これは病原体に感染することで獲得する抗体なんだそうです。

モノクローナル抗体は結合できる病原体は1種類ですが、

ポリクローナル抗体は複数の病原体に結合できるんだそうです。

ふーん。ニヒヒ

 

  免疫学者のパウル・エールリッヒ博士

 

このモノクローナル抗体のもとになるアイディアは20世紀初頭に遡ります。

パスツール博士やフィルヒョウ博士が活躍した時期です。

彼の名前は「パウル・エールリッヒ」博士。

 

 

病原体を標的にし、

その病原体に毒素を送達できる化合物として

魔法の弾丸」というアイディアを提案したのだそうです。

 

ちなみに、

エールリッヒ博士はコッホ博士の弟子です。

イカサマ病原体仮説のど真ん中で活躍したことになります。

はい、アウトです。グラサン

まともな研究者ではありません。ニヤリ

パスツール博士やフィルヒョウ博士のような

黒歴史がどこかで暴露されていないか検索してみましたが、

見つかりませんでした。

きっとグローバル資本の後ろ盾で有名になり、

研究を進めることができたのだろうと予想します。

 

少し話が脱線しますが、

「魔法の弾丸」の最初の実現がヒ素化合物なんだそうで、

コードネームが「化合物606」。

もう陰謀論好きにとってたまらないネーミング。びっくり

その商品名が「サルバルサン」。

日本人の 秦佐八郎と開発したそうです。

特効薬と言われていたのだそうですが、

ヒ素化合物ですから副作用があり、

今は使用されていません。ゲロー

当たり前ですね。真顔

構造式も違っていたようで、

エールリッヒ博士もパスツール博士の孫弟子らしく、

正しく詐欺師を継承されています。ニヒヒ

 

その魔法の弾丸の流れを受け継ぐのがモノクローナル抗体というわけです。

もう十分真っ黒です。

 

  モノクローナル抗体の作り方

 

モノクローナル抗体は人工の抗体だと述べましたが、

その作り方を説明しているサイトがあったので紹介します。

 

 

マウスに病原体を注射して作るのだそうです。

 

この図見るだけで、

嘘くさいね。ニヤニヤ

 

この記事の説明文を引用します。

一般的にモノクローナル抗体は、抗体を作り出すB細胞と、無限に増え続ける能力を持った特殊な細胞(ミエローマ細胞)を融合した細胞(ハイブリドーマ)から作られます。
がん細胞を例にあげると、もし、「がん細胞の特定の目印に結合するモノクローナル抗体だけを大量に作ることができれば、がん細胞だけをやっつけることができる抗体医薬品を作ることができる」と考えられました。しかし、B細胞には寿命があるため、1種類のモノクローナル抗体を大量に作り出すのは困難でした。
そこで、「無限に増え続ける能力を持つ細胞の性質を、B細胞に持たせることはできないか」と考え、B細胞と無限に増え続ける能力を持つ細胞を融合させた細胞を作ることに成功し、モノクローナル抗体を大量に作ることができるようになりました。

 

「無限に増え続ける細胞」のことを「ミエローマ細胞」と呼ぶらしいのですが、

骨髄腫癌細胞なんだそうです。

ウイルス培養によく使われるベロ細胞みたいなもんですね。

 

この図を見て、

どうやって目的の融合細胞(ハイブリドーマ細胞)を選択するのかと思い調べてみると、

面白い記事を見つけました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmbe1987/1/11/1_11_858/_pdf

 

毒で抗体を作る

まず、マウスに病原体を注射しても抗体なんてできやしないのですが、

どうやって作らせているのかと思いきや、

アジュバントでした。

引用します。

可溶性蛋白質などを抗原とする場合には, 1~100
μg/匹の抗原とアジュバントを混合し, 0.2~0.5m1
をマウスの腹腔内または皮下に接種する.

つまり、

毒性物質を打ち込んでマウスの体内に抗体を出現させているわけです。

ワクチンと同じ原理ですね。

 

ですから、

マウスが作る抗体は病原体と何ら関係ない、

毒由来の抗体です。

この時点でもうイカサマ確定ですね。

 

目的のハイブリドーマ細胞を選ぶ

目的の病原体に結合するハイブリドーマ細胞を見つける方法も

なかなか突っ込みどころがあります。ウインク

 

まず、マウスから得られたイカサマ抗体(B細胞)を

癌細胞であるミエローマ細胞と融合させますね。

このとき、イカサマ抗体は様々な種類の抗体が含まれているので、

この抗体とミエローマ細胞と融合させたハイブリドーマ細胞も

様々な種類の細胞になっているわけです。

その中から、

目的の病原体に結合するハイブリドーマ細胞を選択します。

 

選択の仕方はこの図が分かりやすいです。

 

説明を引用します。

図5に間接法によるELISAの1例を示す. この
場合, 2次抗体(抗マウスイムノグロブリン抗体な
ど)に西洋ワサビペルオキシダーゼ(horseradish
peroxidaes)やアルカリホスファターゼ(alkaine
phosphatase)などで標識したものを用いて, 基質
を加えたときの吸光度を測定する. この方法によ
って, ハイブリドーマの培養上清中に特異抗体が
含まれているかどうかを知ることができる.

抗原、

すなわち病原体を固定します。

って、おい。びっくり

ウイルスは単離できません。

単離された標本がないことも感染研は認めています。

できないじゃないか!!

この時点でアウトです。

 

ですが、

きっとウイルス学者は、

ウイルスが分離された標本には、

ウイルスが主として含まれていて、

それ以外は「バックグラウンド」とみなすので

問題ありません、

と答えるでしょうね。

 

とりあえず、

先進みますか。キョロキョロ

 

そこに先ほどのハイブリドーマ細胞を接種します。

で、

目的のウイルスがいるんだかいないんだか(実際はいません)、

色んなもん(ウイルスの標本は混合物)が固定されている

何かにハイブリドーマ細胞が結合します。

 

そのハイブリドーマ細胞に結合する標識がついた抗体を接種します。

で、その標識抗体がハイブリドーマ細胞細胞に結合することで、

「病原体ーハイブリドーマ細胞ー標識抗体」という結合体ができあがります。

病原体に結合しなかったハイブリドーマ細胞は固定されないので、

洗い流せば、

目的のハイブリドーマ細胞だけになるという説明ですね。

 

何ともイカサマ炸裂ですね。笑い泣き

 

ハイブリドーマ細胞を培養する

目的のハイブリドーマ細胞を選択したら、

次はこの細胞を培養します。

この培養(クローニング)の説明もなかなか笑えます。

引用します。

最も簡便で広く行われているのは限界希
釈(limiting dilution)法である. 抗体産生のみられ
たウェルを希釈して, 96ウェルのプレートにプレ
ーティングして培養すると, 10日前後でコロニー
の形成が観察できるようになる. はじめに行った
希釈が適当な倍率でできていれば, 1ウェルあたり
1つのコロニーが形成されるようにすることができ
る. 1つのコロニーが本当に単一細胞に由来するも
のかどうかは断定できない
が, 経験的には, 全ウ
ェルの約半数にコロニーが形成される程度に希釈
が行われたとき, そのコロニーの多くは単一細胞
由来である.

 

限界希釈法で使用されるウェルプレートとはこういうプレートです。

 

 

穴の部分をウェルと言います。

 

このウェルに選択したハイブリドーマ細胞を入れて培養するのですが、

ここで培養されてものが「単一細胞に由来するもの」かどうかが断定できないのだそうです。びっくり

理由は分かりませんが。

ですが、

きちんと処理していれば経験則で「単一細胞に由来している」とみなすのだそうです。ニヒヒ

 

こういうところがウイルス学らしいですね。

非科学的な学問ですから。

憶測や経験則に基づいています。ニヤニヤ

 

 

ハイブリドーマ細胞からモノクローナル抗体へ

最後に単一細胞に由来しているとみなしたハイブリドーマ細胞から

モノクローナル細胞を生成します。

引用します。

このようにして得られた単一クローン株は, 前
述のスクリーニング法によって, 特異抗体産生能
をチェックした後, 大量培養の系に移され, モノ
クローナル抗体を得ることができるようになる.

 

何ができあがったのか分からん!

いかがでしたでしょうか。

LFDに使用されているモノクローナル抗体ですが、

その製造方法を知るとイカサマのオンパレードです。

「魔法の弾丸」がイカサマであったように、

モノクローナル抗体もイカサマです。

 

それで結局、

何ができあがったのでしょうか?

 

そもそも抗体は、

病原体に反応するのではなくて、

毒性物質に反応します。

しかも特異性はありません。

つまり、

ヒ素に反応する抗体だとか、

水銀に反応する抗体なんてありません。

そんなもの用意しても非効率ですから。

 

ですから、

本当にここで得られたモノクローナル抗体が、

自然界に存在する抗体から作られているのであれば、

毒性物質に反応することになります。

つまり、

毒性物質に結合するということです。

 

  LFD製品の説明書

 

LFDの動作をより詳しく知りたかったので、

実際の製品の説明書を読んでみました。

https://medical.kowa.co.jp/asset/item/78/4-pt_185.pdf

 

この図を基に見ていきますね。

 

 

2種類のモノクローナル抗体が使用されていた

まず、引用します。

テストカセット内のニトロセルロースメンブレン上の判
定部のラインTにあたる部位には抗SARS-CoV-2モノク
ローナル抗体(マウス)(以下、抗SARS-CoV-2抗体)が、
ラインCにあたる部位にはヤギ抗ニワトリIgYポリクローナ
ル抗体(以下、抗ニワトリ抗体)が、それぞれ固相化され
ています。また、金パッドには金コロイド標識抗SARS-
CoV-2モノクローナル抗体(マウス)(以下、金コロイド標
識抗SARS-CoV-2抗体)及び金コロイド標識ニワトリIgY

抗体(以下、金コロイド標識ニワトリ抗体)が含まれてい
ます。

ニトロセルロースでできた試験紙の金パッド部分には、

病原体に結合するモノクローナル抗体①と

結合しないモノクローナル抗体②の

2種類の抗体が含まれていて、

その両方の抗体に金コロイドの標識がつけられています。

 

そして、

ラインTには標識がついていないモノクローナル抗体①、

つまり病原体に結合する抗体①が固定されています。

 

ラインCにも標識がついていない抗体ですが、

標識がついているモノクローナル抗体②に結合する

モノクローナル抗体2⃣が固定されています。

(抗体に結合する抗体)

 

赤いラインが現れる仕組み

検体とバッファー(pH調整)混ぜた溶液(試料)を

試料滴下部に接種すると、

ニトロセルロース試験紙を伝わって、

金パッドへ移動します。

病原体はモノクローナル抗体①と結合して、

Tラインの方向に向かって更に移動します。

同時に、モノクローナル抗体②も移動します。

 

ラインTに到達すると、

モノクローナル抗体①に結合した病原体は、

固定されたモノクローナル抗体①とも結合します。

それによって、

病原体はラインT上に留まります。

また金コロイド標識がついた抗体①も留まるので、

ラインTに赤いラインが現れます。

 

また、同時に移動してきた

モノクローナル抗体②は、

ラインT上の抗体とは結合しないので、

ラインTを通過します。

 

そして、

ラインC上では、

モノクローナル抗体②が

モノクローナル抗体2⃣と結合して、

モノクローナル抗体②がラインCで留まります。

その結果、

ラインCに赤いラインが現れます。

 

実際に何が起きているのか

先ほども述べたように、

モノクローナル抗体が自然界に存在する抗体から作られているのであれば、

このモノクローナル抗体は毒性物質と結合するはずです。

 

だとすると、

LFDは検体に含まれる毒性物質に反応していると考えられます。

ですから、

症状があらわれている患者から採取した検体に、

患者が解毒した毒性物質が含まれることによって、

LFD検査が陽性を示すと考えられます。

 

そう考えた時、

ソフトドリンクで陽性にできるのは、

ソフトドリンクに含まれる何かしらの毒性物質に反応していて

(ソフトドリンクなんて添加物まみれですから)、

その毒性物質が酸性であることが考えられます。

 

  バッファーを使用するとラインが消える理由

 

ローチ博士が下の記事や動画で示したように、

ソフトドリンクをバッファーに混ぜて、

適切にLFDを使用した場合は陰性を示します。

 

 

これは、

毒性物質が中和されることで毒性が失われ、

抗体が毒性物質と結合しなかったからとも考えられます。

 

しかし、

これはあくまでも仮説です。

モノクローナル抗体が自然界に存在する抗体から作られた抗体である、

という前提が正しければ成立する仮説です。

モノクローナル抗体が何なのか、

何に結合しているのかが分からない限り、

何とも言えません。

 

  モノクローナル抗体が病原体と結合するならば

 

以上、

ジキの説明ではモノクローナル抗体が病原体と結合するわけないという

前提でお話ししましたが、

ここで、

ウイルス学者たちの説明が仮に正しいとして、

モノクローナル抗体が病原体と結合すると仮定するとします。

 

そうすると、

Tラインには病原体、

すなわちウイルスが存在することになります。

であるならば、

Tラインの部分を取り出してやれば、

モノクローラル抗体と結合したウイルスを取得できます。

 

ローチ博士の説明では、

酸性下では「ウイルスに対する感受性が失われる」と言っていますので、

これが正しければ、

酸性にすることでウイルスの結合を外すことができるはずです。

これを遠心分離器にかけてやれば、

ウイルスを単離できますね。

 

何故、世界の名立たるウイルス学者は、

モノクローラル抗体を使って単離しないのでしょうか。

 

いずれ感染研などの研究機関に質問してみましょう。

 

では、

今回はジキの見解というよりも、

モノクローラル抗体の説明になってしまいました。

すいません。

 

ですが、

LFDの仕組みを理解することで、

モノクローラル抗体のイカサマを知ることになり、

分離の他にも新たなイカサマを知ることができました。

 

少しずつですが、

ウイルス検査のイカサマが見えてきました。

 

では、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。ウインク

また、お会いしましょうおねがい

したっけねーパー笑い