同演目2回目の観劇です。
キャストボードです。
福井バルジャン、平野綾エポニーヌ、田村マリウスがお目当て。
福井さんと田村さんは初見。
あーやはベスが素晴らしかったのでいっそう楽しみです。
■キャスト
ジャン・バルジャン | 福井晶一 | |
---|---|---|
ジャベール | 川口竜也 | |
ファンテーヌ | 知念里奈 | |
エポニーヌ | 平野 綾 | |
マリウス | 田村良太 | |
コゼット | 若井久美子 | |
テナルディエ | KENTARO | |
マダム・テナルディエ | 森公美子 | |
アンジョルラス | 上原理生 | |
ガブローシュ | 與名本睦 | |
リトル・コゼット | 加藤希果 | |
リトル・エポニーヌ | 新井夢乃 | |
男性 アンサンブル | 司教 | 中西勝之 |
工場長 | 石飛幸治 | |
バマタボア | 宇部洋之 | |
グランテール | 丹宗立峰 | |
フイイ | 神田恭兵 | |
コンブフェール | 杉山有大 | |
クールフェラック | 鎌田誠樹 | |
ジョリ | 篠田裕介 | |
プルベール | 立崇なおと | |
レーグル | 照井裕隆 | |
バベ | 藤田光之 | |
ブリジョン | 北村がく | |
クラクスー | 土倉有貴 | |
モンパルナス | 西川大貴 | |
女性 アンサンブル | ファクトリーガール | 三森千愛 |
買入屋 | 般若愛実 | |
かつら屋 | 三戸亜耶 | |
マダム | 吉川恭子 | |
宿屋の女房 | 児玉奈々子 | |
身代わりの妻 | 藤咲みどり | |
病気の娼婦 | 石田佳名子 | |
鳩 | 穂積由香 | |
あばずれ | 島田 彩 | |
若い娼婦 | 山岸麻美子 | |
指揮 | 若林裕治 |
■会場・座席
会場 | 階 | ブロック | 列 |
---|---|---|---|
帝国劇場 | 1階 | 下手 | 前方 |
■感想
こんなに感動したのはひさしぶり。
福井バルジャン×吉原ジャベールを追加!
●福井バルジャン
初めての福井晶一さん。
今日はこの方にやられました。
まさに「紳士」ですね!
佇まい、立ち振る舞い、歌声、表情が気品に満ちています。
所作ひとつひとつに意志の強さも感じました。
最近は思い切り感動することが少なくなっていたのですが、福井バルジャンの生き様に引き込まれましたね。
特に、事を成した後の去り方や、うつむきながらも安らかな表情に魅了されました。
吉原ジャベールとの組み合わせを観たくなってさっそく確保しました!
●川口ジャベール
迫力ありますね!
声だけでなく、眼差しや所作すべて、妥協を許さない頑なな性格だな~っと感じました。
それだけに、任務の全うに身を捧げながらも、心の葛藤にもがき苦しむ姿に移入しちゃいましたね。
どことなく、劇団四季の韓盛治さんに似た印象を持ちました。
●平野綾エポニーヌ
舞台ではレディ・ベス以来のあーや。
舞台以外も含めると寄生獣のミギー以来です(笑)
ベスでは素晴らしかったので期待しつつ、キャラ的にはエポニーヌよりコゼットじゃないかなぁ、とも思ってました。
が、いやいや、あーやエポ素晴らしかったです!
歌声や得意のセリフはもちろん、ノンアクション時の顔の表情、例えばマリウスから協力を頼まれたとき、落ち込み→ムッと怒り→仕方ない、という感情の切り替わり、見事です。
声優時代には未経験の分野なので、ここ数年で学んだのでしょうね。
声優としては声色を自在に操り様々な役をこなして成功を収めたあーや。
舞台俳優としても様々な役をこなし、その実力で活躍の場を広げており、表現者として天才なんだな、と感心しました。
●上原アンジョルラス
登場するまで忘れてました(笑)
そうそう、上原アンジョの日でした!
はまり役ですね!
意志の強さ、正義感、自信に満ちた立ち振る舞い、歌声。
アンジョはこういう人柄なのだな、と理解を深めることができました。
●田村マリウス
一部のフォロワーさんから強烈にお勧めいただいた田村マリウス。
田村良太さん自体が初見です。
全体的な印象としては海宝マリウスと同様に優しく、やや弱々しく、「堅物」とはややずれる印象でした。
原田優一さんだとガラッと異なるのでしょうね。
●森公美子マダム
福井バルジャンで滴った涙が、森公美子マダムで乾く、という流れが何回もありました(笑)
場を持っていきますね!
存在感の塊です。
コゼットを叱責した後に「おっおっおっ」と小刻みに後ずさりするところなど、自由奔放なマダムでした(笑)
●カーテンコール
カーテンコール後、オールスタンディングでの拍手に応え、福井さんがひとりで登場して客席に一礼。
そして反転して客席に背を向けたと思ったら、幕に向かって片膝をついて幕を上げるポーズ!
幕が上がりオールキャストが揃い大歓声!
涙目の福井さんにも感動しました。
この回は偶然、JOJ(John Owen-Jones:ジョン・オーウェン=ジョーンズ)氏も観劇していたようで、幕間にロビーでお見かけしました。