今年の桜

3月ももう終わりですね。

今年も桜の開花が早かったです。

引き続き、頭痛がしたり

体調がいまいちな日があります。

たぶん、婦人科の薬の副作用です。

少しずつ慣れてくるかな。

 

しばらく読書をしていなかったのですが

最近は積読だった本を

連続で読んでいます。

簡単に感想を書いておきます。

 

知念実希人『十字架のカルテ』。

精神疾患が疑われる

重大犯罪を犯した人物を

精神鑑定する名医に弟子入りし

犯罪者の心の闇を

理解しようとする精神科医の主人公。

著者が医師(内科医ですが)なので

病気に対する描写はリアルです。

この著者の作品は

何冊か読んでますけど

もう少し深みがあるといいな、

と感じられる部分が今回もありました。

だんだん良くなってきていますが。

 

辻村深月『傲慢と善良』。

婚活をテーマに

人間が持つ傲慢さと善良さを

見事な構成と表現で描き切っています。

自分に当てはまる部分があると思う

読者はきっと多いでしょう。

でも自責の念にかられるだけではなく

希望も持てる結末です。

人って、分かっているようで分かっていない。

分かっていないようで分かっている。

その微妙な感じが人間らしい。

 

貴志祐介『我々は、みな孤独である』。

前世は存在するのか?

そのテーマに様々な要素が絡み、

最後は著者なりの解釈が書かれています。

そういう考え方もあるのか、

と思いました。

人によって評価が分かれる

作品かもしれません。

面白かったかと訊かれたら、

ちょっと答えに迷う感じです。

 

もうすぐプロ野球が開幕です。

WBCの日本代表優勝にも

もちろん感動しましたけど

ベイスターズがもし優勝したら

もっと感動するだろうな。

今年も応援に行きます。