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満員電車、

動けずに、横並びの座席の、ドアの前に立っていた。

横に並ぶ数々の頭は、皆下を向いている。


約8割の人が携帯電話、DSの人もいる。



皆画面に夢中。

移動する箱の中で、目の前の小さな■(四角)に夢中。



あまり乗らない電車。

へんてこな光景。

へんてこな匂いがぐちゃぐちゃしてた。



おや?

模様を発見!!

なんて見事な!!


「芸術的な禿頭!!!」



私の位置から見えたその「芸術的な禿頭」は、「模様」の部分しか見えなくて、

30分も見入ってしまった。


撮りたかったけれど、


「禿頭の盗撮」で捕まったら嫌なので、覚えておく事にした。




かつて無いほどに、本当に綺麗な分かれ方。

「モダン」

てやつなんだと思う。



忘れない為に、乗り換えのホームでさっと、メモってみた。

photo:01


左が、私から見えていた図。


こんなに見事に模様を描いていて、特に中央のV字部分なんて、真ん中に一本ラインが入っていて、

図ではくっついてしまったけれど、右のV字も、均等にそれは見事に分かれてた。



ちょろっと邪魔をする毛もなくて、本当に「芸術的な禿頭」だった。

モノトーンにして、部分的に描いてもイイかもしれない。




持ち主の前が気になって、一生懸命移動した。



それで、メガネが見えたんだ。


更に、前が一瞬。



右の図。

先頭の毛しか書いていないけれど。



芸術的なこの頭の持ち主は、とても小さなおじさんで、大きなレンズのメガネをしていた。

すたすたっと降りる姿が見えた。



けれど、周りの人で頭は見えなかった。



また、会う日まで!




私は、この日のこの頭を忘れないと思う。



だって、あんなに一生懸命頭に見入ったのは、


高校の英語の先生の禿げた部分の毛穴がどぉなってるのかって事を観察した時くらい夢中になったのだから。









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暇を持て余していた時間。


テレビで、

「まりもを丸めるおばちゃん」

が特集されていた。


阿寒湖のまりもがとても欲しかった私は、興味深々、釘付けで ‘おばちゃん’ と (まりも) についての番組を眺めていた。



お土産用の‘まりも’は、水槽で養殖され、おばちゃんの手によって丸められ、出荷されるという。



天然物は、自分で丸まるのだそうだ。

まりもの、「藻」独特のふわりとした丸み。

丸い「藻」なんて意味の分からない物体!!!



と、単純に恋をしてしまいそうに、ドキドキしそうになりながら、眺めてしまう。



当時付き合っていた彼が、お土産にくれた。

親切に、カルキ抜きも付けて。



引越しには、入れ物に入れ、水を入れ、2時間半、水がこぼれないようにそっと持っていた。

おかげで手がプルプルもした。



ビンに入れる事に気づけば良かった。



と、3年目に気づき、

きっと必死に大切に両手に抱えてる姿が可愛らしかったのだろう。


って事にした。



5年目に、


左が 「まり」 右が 「もん」

と、命名。



水を変え、時々私がおばちゃんの任務を果たす(至福の時である)。

1年に1ミリの成長。(らしぃ)



ある日の事、そんな彼らのどっちかが、分裂を始めた。

おばちゃんをしていたある日、遂にその時は来て、

「子」

になった(した)



水を変えると、ごっちゃになってしまう彼らは、遂に、「まり・もん・こ」

になったのでアル。





そして昨年。

水槽コーナーへいざ!



「藻除去!!」のオンパレードの文字。

お魚さんは主役だものね。


ちょいと、半べそ。



そして先日。

とある雑貨屋さん。


「まりものごはん」


なんてものを発見。

どぅやら、海老さんと一緒に生活させるらしぃです。



10年経って、気づいた事。


マリモを飼ってるって言うと、大抵の人は引く。


って事。

是非お試しを。












photo:01



ぶらぶらした先で見つけた古い写真。


ココロヒカレタ。





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