空が泣く声が | 暁の峰

空が泣く声が

本当に悲しいときは
泣き方も分からない
本当に淋しいときは
甘え方も分からない

会いたくて
話したくて
想いたくて
出来なくて


頬を雫が伝う
空が泣いている
誰を想って
何に傷ついて



悲しみも
醜さも
淋しさも
私欲も
全部
全部
流れてしまえ
流してしまえ


ああ、きっと何もなかった
流れていくものさえ
何もかも


雨音だけが
うるさく響く
漆黒の、夜