接客業をしていると「はぁ?」と思うお客さんと沢山接する機会がある。

10年務めてきているが、年々若い子は日本語の理解力が低下していて言いたいことをくみ取るのも大変で、

時々きょとんとしてしまうことがあったり。

日々、わかりやすい伝え方を考えさせられて脳みそ使わされる。

 

機械化についていけないおばあたちの相手だったり、ため口のおばあはいつでも鬱陶しいし

「こんなババアにマジでならない。と思いつつも、若い子困らせるババアになったらほんと嫌だな自分」

なんて日々繰り返し考える。


はーーーーーーやめてぇなぁー。

人と関わらない仕事がしたいなぁ。なんて思う一方。

年の割には若く見られ続けているのは、アパレルの接客業をずっと続けていて、常に5~10歳下の

若い子たちの可愛さに影響を受けているからだと思う。

これからも続けていきたい。

だからこそ、毎回同じことで愚痴るルーティンは抜け出したい。

後悔するくらいだったら、「さっきの接客雑にしちゃったな。意地悪しちゃったな」って後悔して懺悔するくらいなら

親切丁寧に接客する店員でありたい。

 

そうありたいと日々願うのに、私の行動は中々改善されない。

 

 

今日対応したマダム。(7.80代?)

柄の入ったパンストはないかと問い合わせがあり、場所をご案内するまではよかった。

下段にあって、しゃがまないと見れない位置に陳列されているのを見て

「しゃがめないんだけど」

 

だけど?だけどなんですかぁ?

本当のマダムだったりかわいいおばあちゃんだったら「しゃがめないから悪いけど見せてもらえる?」とか

行ってくれるもんなんですけどぉ。親切にしたくないスイッチ入りつつ、

ここまではまだ余裕。

あんまり柄が入っているのって今ないのねぇ

正直今、流行ではないですからね~。

なんて話しつつ、レジも笑顔。レジ袋もポンと出されて。ハイハイ入れろってことね。

袋を自分で広げるそぶりすらしねぇのな。

皆さん自分で袋は広げるんですけどね。厚かましさが厚化粧に出ててうっとおしいですね。でもまだ余裕。

 

会計もようやく終わって、あー面倒くさいけど対応終わりかな~ってところで
今度は「この辺でお茶できるところある?」

とりあえず一番近い星野珈琲でも教えたろうかなと思って、

「ここを出てお店沿いを歩いていけば「まって、ここを出て?こっち?」「結構歩くの?」「まってこっち?」

 

 

・・・聞く気あんのかよばばあ。

普通に歩けば1分もしないわ。

とりあえず店舗の出口を出て、わかるところまで案内することに。

「●●に用事があるときは時々よってるのよ」とかなんか全然関係ない話始まったから、お年寄り特有の話し長いモード入り

そうで「私臨時のスタッフなんでその建物よくわからないんすけど、そうなんですね」

塩。相槌もハイ、じゃなくてうん、に変更。

自分で言うのもなんだけど塩。

とりあえず「お茶できるところを案内する」のプログラムしか組まれてないので、それ以外のこと一切聞こえてないふり。

良かったら行ってみてください。いってらっしゃいませ!目が笑っていないニコっと顔でさっさと逃げてきた。

 

忙しいところごめんなさいね、ってわかっているんだったら無駄な話で私を足止めしないでほしいし

時々来るならお茶するところ何で知らんわけ?なに顧客ですみたいな感じだしてんだよ。

絶対嘘だろ。

店舗の商品に関係ないところまでアテンドして、一緒に外まで出て案内してるんだけど。

それだけで特別対応だから褒めてほしい。

 

このばばあが、なんか助けてあげたくなるな~ってマダムだったら店の前まで一緒に行ってたかもしれないな。

話ももっとちゃんと聞いてたかもしれない。

人柄って大事ね。何だろう。言葉とか所作に出るよな。

たとえ安い商品1つ買っただけだったとしても、親切にしたくなる人っているんだけど不思議だなぁ。

 

 

こうやってブログにつらつらと書けるくらい出来事覚えているのは、「冷たくしすぎたかなー」ってちょーっと公開している

自分がいるからなんだよな。

だからこうやって、「もっとうまくできたんじゃないか自分」って思って反省する

くらいならやり切ればいいのにな―自分。

 

歳重ねて気が短くなっている気がする自分。

別に急ぐ必要がないシーンでもチャキチャキしちゃう感じ、これって嫌いなおばさんまっしぐらじゃん。

年々時間が過ぎるのが早くなってきて、それにつられちゃってんのかな自分。

 

 

後悔するくらいなら、どんな奴にも親切丁寧に。

すぐに全部はだめでも少しずつ少しずつ、自分のパターンを変えていきたい。