今日、『コンフィデンスマンJP』を1人で観てきた。

映画の中で三浦春馬君がイケメン詐欺師の役を華麗に熱演していた。

でも彼はもうこの世にいないんだ。

彼の魂も息子と同じ世界に無事行けただろうか。

この世のすべてから解放されて安らぎを得られているだろうか。


この世で肉体がなくなっても、魂は消えない。
見えないけど存在している。
いつもすぐそばで見守ってくれている。

そう思っていても、やっぱりこの物質世界で生きているとのとしては、その姿が消えてなくなってしまった事は受け入れ難い衝撃だ。

彼のたぐい稀なる才能から繰り出すエンターテイメント、その美しい姿、眩しい笑顔を見ることはもうできない。

在りし日の姿として、それまでの記録だけが残される。

それらを見れば、
『もっと先の姿も見たかった…』という私欲がわき、それが叶わない現実に嘆き悲しむ。

3年5ヶ月前、息子の葬儀の際に友達みんなが書いてくれたメッセージカードのコピーを(原本は棺に入れました)、当時私が持っていた春馬君のクリアファイルに入れて保管してある。

にわかではあるが12年程前からファンだったので、それを知っている友人が私にくれたものだった。

家に帰って、久しぶりにそのクリアファイルを出して見た。

10年程前の、まだ初々しい笑顔。
まさか、まさか、こんなことになるなんて…

映画鑑賞中、春馬君が登場すると、涙が溢れた。

にわかファンで、自分とは程遠い存在のひとでもこんなに辛く悲しい。

いまだに息子の映像を観る勇気がなく、しまいこんだまま。

まだこの現実から逃げ続けている自分がいる。

はあ~ダメだな。

また逆戻り。

なかなか進めない…