突然の激しい揺れで目が覚めました。
前回の揺れよりも、かなり大きく布団の上に息子と二人言葉も出ず座り込み、揺れがおさまるのを待ちましたがなかなかおさまってはくれません。
これ以上揺れたら、マンションが倒壊するのではないかと不安に駆られながらも、やはり身動きひとつできない。
すると電気をつけっぱなしだった寝室の明かりが停電で消えてしまいました。
だんだんと揺れもおさまり、避難の準備をしようと思い枕元に置いてた懐中電灯が見つからない。
その時、冷静に3DSの明かりを照らして、懐中電灯を見つけてくれた息子。心強い!!

避難のために靴下を取ろうとタンスのある部屋に行くと、タンスが倒れ、タンスの上に置いてたものもグチャグチャになっていて、靴下が取れず。

息子の靴下は別の場所に置いてたので、息子の靴下を借りて、近くの公園へ。
その前に前震のとき浴槽に貯めていたお水を見に行くと、お水はすっからかんになくなっていました。
その時冷静さを失っていた私はとにかく水を貯めなければと、水の蛇口をひねると黒い水がすごい勢いででてきて
息子が黒い水は使っちゃダメだよとまた冷静に言ってくれました。
水は諦めて玄関を出ると、玄関横にある個人のメーターや温水器や水の元栓がある扉から水が噴き出してて、その量が多かったので、なんとかしなければと扉を開けるも、どこをどうひねっていいのかも分からず、またパニックに。
下の階に水漏れしたらどうしよう>_<と思いながらも、どうすることもできず、息子に諭され、公園へ向かいました。
道中、ブロック塀がそのまま倒れてたり、恐怖をかんじながら公園に行くと、ぞくぞくと人と車が集まってきました。

誰かのシートに座らせてもらい、明るくなるのをひたすら待ちました。
その間にも余震が次々と襲ってきて、でも他の人がいてくれるおかげか、少し安心できました。
救急車や消防車やパトカーのサイレンがずっとずっと鳴り響いていました。

地震後、義父が心配して、何度も電話してきてくれました。不安な中、どれほど心強かったか…
その後も私の力になっていただきました。

空が明るくなり始めた頃、家に戻ることに。
おそるおそる入ってみると玄関の鍵をかけずに家を出たことに気付きました。
そして電気が復旧していました。
早い復旧でありがたい。

家の中はグチャグチャ💧でした。
少しずつ片付けながら、すぐにまた避難の準備を始めました。
マンションの亀裂が気になるし、家の中にはとてもいれない。
今日は車の中で過ごそう。
そう思いました。

布団や食べ物を車に詰め込み、ナビのテレビでやっと詳しい情報を得ることができました。
今夜は車中泊をしよう…息子ともそう話してそのつもりだったけど、姉やいとこから電話があり、実家に帰った方がいいんじゃない?と言われる。
でも明日は学校があるし、授業参観だし、委員決めがあるし…と後で冷静に考えると学校が通常通りあるわけないのに、その時はとにかく学校のことが気になって熊本を離れられないでいました。

お昼過ぎぐらいかな?
近くの公園で食べ物の配給があるとのこと。
息子と公園に行き、行列に並ぶもなかなか配給はなく、まだ備蓄が少しあったことを思い出し、車に戻ることに。
あとで知ったことなんですが、公園は一時緊急避難場所なので、もともと配給はこないんだそう。
今回は自治会のかたが、配給をどこかに取りに行って公園で配ってくださったみたいです。

そのあと2時ぐらいかな?
余震が怖く、息子と二人心細く、実家に帰ることを決めました。