身近で手に入れやすい宝石の一つとされ、1月の誕生石でもあるガーネット。

カラーバリエーションも豊富で世界各地で産出されています。
もちろん、日本でも。

その中でも、世界的に珍しい虹色に輝くガーネットが奈良県天川村行者還岳付近で発見されたのは2004年末頃。
世界的に珍しいレインボーガーネット発見の発表がされた2005年には多くの鉱物収集愛好家達が当地へ押し寄せ、数ヶ月で表層近くのものはほぼ拾い尽くされた上、マナーの悪い人達に山や沢を荒らされたりしたため、現在は行者還岳付近では収集など禁止されています。

ですが、新たな鉱床が発見されたらしく、そこで採取された物も市場に出回っている様です。

宝石質で大きなモノの産出は少ない様ですが、鉱物標本として小さくても美しい石はまだまだ出てきそうですね。

で、今回横浜のミネラルザワールドの戦利品の一つ。
小指の爪より小さな奈良県天川村のレインボーガーネットです。

$空と猫と石と
6×9mm

バレル研磨されていて、ツヤツヤです。
小さくて安い物をより分けて悩んでいたら『レインボーガーネットは青い色はなかなか出ないんだよー』と言う店員さんのアドバイスで小さいながら縁に青い光が現れるこの石に決定。


$空と猫と石と

こっちの面は輝くゴールデンカラー。


$空と猫と石と


裏はとろりとした半透明の飴色ですね。

長石の様に内側から色が出ているわけではなく、薄い表層の部分が光の干渉を受けて色が現れるので、少しノッペリした雰囲気。
昔、地元ではアブラ石とも呼ばれていたそうです。


蛇足ですが、もう一つの産地としてメキシコのソノラ州が有名です(今は採掘されていない様ですが)
そこで産出されていたレインボーガーネットはアンドラダイトとグロッシュラーの化学組成が混在しているのに対し、奈良県天川村のレインボーガーネットはほぼアンドラダイトの化学組成だそうです。


日本が世界に誇れる石は、まさに虹色に輝いております(笑)



読んでくださり、ありがとうございます。