美樹にとっての根津は、貫通して貰っただけの男。

実際のところ、痛がって騒ぐ処女を抱くというのは作業に等しく、自分の気持ち良さは二の次、結構大変だったよ、と根津は私に言った。

無事に貫通式を終えた美樹はあっけらかんとしたもので、根津との関係はこれっきりと決めていたらしく、次に会うことは無かった。

数年の後、初体験の苦い思い出の彼と結婚したのだから
オンナのシタタカさは侮れない。


恵子は私が参入したことは知らず、根津との関係に満足しきっていた。

実際には目の前の私ともセックスをしている男なのに
まるで自分だけにそうしてくれている、と信じ切っている恵子の惚気を聞くのが
結構、面白かったのだから19歳の私は相当スレていたのだろう

ううん、根津と私はもっと濃厚なセックスをするのよ・・

19歳の私はそんな風にこの奇妙な三角関係を愉しんでいた。
もっとも、根津に恋などしていなかったからそう言い切れるのだが・・


周りの人間の秘密を共有しながら自分たちの秘密は守り通す、私と根津は共犯者。