この本を読みたいと思ったのは


今年の夏の映画CMを見てから。


この飛行機事故、リアルタイムでTVで見てました。


歌番組の途中でニュースに切り換わったのを覚えています。


この事故の翌日、弟が伯母と一緒に初めて飛行機に乗ることになっていました。


家族と離れて生まれて初めての旅行&飛行機。


弟は小学校3年生か4年生だったと思うのね。


ニュースを見ながらかなり不安そうだったのを覚えています。


そして空港での見送り。


私は高校生で、もしかしたらこれが最後の姿になるかもしれないと思ったものでした。


そのこともあって、凄く記憶に残っている事故です。



本は新聞記者目線での内容でしたが


父と息子の関係というところに凄く惹かれたり


命の重さとか、家族のあり方とか、事故のことだけではなく


それぞれの生き方がとても印象深かったです。


この本の解説者が最後に触れていますが


病院の待合室でお年寄りが事故のニュース(遺族遺体確認で泣いている姿)をテレビで見ながら


『あんなに泣いてもらえればね』とつぶやいていたシーンも衝撃でした。


自分にはあんなに泣いてくれる人は居ないと思ってそうつぶやいたんでしょうね。



新聞社の厳しさもわかる内容でした。


新聞を読んでいて記者の名前が最後に入っていたりするのが気になっていたのね。


別に誰が書いた記事でも別にいいじゃん。と思ってたの。


でもこの作品を読んで、それは必要な名前なんだとわかりました。


自分は忙しかったりすると全く新聞を見ないで過ごしてしまうことがあるけれど


これからはきちんと読もうと思わされた作品でした。


時間があれば一気に読みきれたと思う本です。



関連の本も読んでみたいなと思わされる作品です。


『沈まぬ太陽』、『墜落遺体』等など。


読書の秋ですね。