料理(主に味付けね)のセンスがない

と前に書いたワタシですが

そんなワタシでも

料理をする時間って

余裕あるとき限定で

無意識に心の回復ができる時間。

ワタシにとってはハードルの高い

「揚げ物」

昨日は鶏の唐揚げを

漬け込んで

ひたすら1.5kg揚げて満足

しかし

翌日のお弁当用にひとつも残らなかった

揚げたてを食べてもらいたかったので

(滅多に揚げないのでｗ)

あっという間になくなって

写メもないわ

代わりに今月のサブスクお花

↑家ver.

↑↑↑

会社ver.は値段違うからボリューミー笑

今月いろいろしんどいわ

もっと血管注射レベルの癒しが必要

認知症の父との日々を書いています

現在、要介護１認定の父(77)との日々

認知症？と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。

さて

ここから道程15kmほどの大帰宅。

文字通りスタートダッシュが凄かった父

「とりあえず、今の道をひたすら真っすぐね！」

直線で5km、

絶対に曲がらず行ってほしい。

「２回目の高速をくぐる高架下まで来たら

電話して！〇〇の交差点ね！」

「はいよ」

うん、仕事で目を離してる間に

余裕に到達して

余裕で通過してるよね(そのまま直進)

ほんまになんていう75歳の脚力！

「もしもし～今どこ～」

伝えても全然イイ気はするのだが

GPSを靴に忍ばせてることは未だ内緒のテイ。

ちゃんと電話に出る時点で

安心感ハンパない。

真っすぐは進んでるが

高架が目印なことも

電話をかける約束したことも

全部「そうだったかな～」と忘れてる

脚力と比例しない記憶力

休みなく歩いてるらしく

電話の向こうの息はずっと切れている。

休みながら歩いて

自販機とかで水分買って摂って、と

何度も伝える。

右折の目印過ぎても

他の道で大丈夫なんだけどね。

ある地点で父から電話がかかってくる。

「道が～わからんくなって…」

すぐにGPSとPCのGoogleMapを見ると

なるほど大きい道が

自然に斜めに入ってく

ちょっとしたトラップ、あそこね！

「ナイス電話斜めに行かず

えっとね、

〇〇薬局が見える？そっちに真っすぐ！」

こんな感じでずっと行けるかと思ったんだけど

そんなに甘くなく

父はどうしてそこを？

という道に入っていったりする。

何かに気を取られたりするのだろうか。

こちらは細かい地図も照らし合わせてるから

こっちから

「もうちょっと行くと、焼肉屋が角にあるはず！」

「お寺過ぎたら公園あるでしょ？」と

よく知ってる道かのように誘導。

それでも

「焼肉屋を左ね！」という大きな道路を

少し見守ってたら

即、右に曲がってズンズン進んだり…

いろんな感覚が衰えてるのかな、と思う。

でも、隣の隣の区まで来た。

(5つの区をまたがって帰宅のルート)

何十年も車を運転して通いなれた道なのに

大きな交差点も

「いや、見覚えないなぁ」と普通に言う。

そうかと思えば

「そこの交差点は右に行ったらダメだよ

踏切で小学校があるでしょ？反対ね左ね」

と言うと

「おぉ、あそこの桜が綺麗な踏切のとこな」と

ピンポイントで風景を覚えている。

↑↑↑

今年撮った桜が、

ちょうどその踏切待ちの場所のもの。しかも雨空( ´ ` )

そういうときは、そうそう！と嬉しくなる。

そして、やっと家から近い

父の通ってるデイサービスがある

川の堤防に到達する。

「ここな！遠かったなぁ」

そう言って堤防の歩道に入ったはずなのに

ある地点からGPSのアイコンが動かなくて

電話をかけても出ない。

やっと家の近くだとわかって

休憩でもしているのかと

しばらく待ったのだけど………

次に動いて電話が通じたのは20分後…

家に向かって歩いていた父は言った。

「すごいサイレンの音がしてな

怖くなって

川の反対側の学校の網みたいなところな

あれによじ登ろうと逃げたんだわ」

川沿いには高校があって

広い運動場には高いみどりの網のフェンスが

堤防の歩道に沿ってグルっと続いている。

↑先週のウォーキングのときに撮ったのだが

このネットにしがみついていたらしい

サイレン………

救急車や消防車のサイレンだろうか。

それをもしかして「空襲」のサイレンだと…

父の電話越しに話す様子は

さっきまでとは急に違って

恐怖におびえたものだった。

なかなかに想定外ばかりだね、認知症…

周りに人はいたんだろうか。

「そうなの！でもそれ大丈夫じゃない？

もう家までの道わかる？」

「おぅ、わかるぞ」

そう言って、父はGPSで見ていると

通いつめている

なじみのドラッグストアに寄ってから

無事帰宅した。

5時間近くかな。

初めての完歩だね、と言うと

後から

タクシー代が心もとなかったと、笑っていた。

いくつも長々(ほんとすみません)

GPS騒動を書いてきたけど

大きな事件簿はこれを最後(去年11月)に

4月の今まで落ち着いている。

最後の記憶がコレだからか笑

この頃の話をするときに

自分に悲壮感とかはないけれど

あらためて振り返ってみると

結構たいがいだね

認知症の薬が効いているのか

この時期の行動が

その前のてんかんの薬の副作用か。

そして、ケアマネ先輩には

｢徘徊には

季節的なものもあるんですよね〰️

寒くなるとやっぱり治まるんですよ｣

(暖かくなると…💦)

なんて

脅かされてはいるんだけどね

GPS狂騒曲⑦-2