朝起きると、起きた瞬間から喉と耳の奥が痛い。

でも、昨日よりはましかな照れ


37.0度で熱が少し下がったのもあって、身体を起こそうという気にもなる。

入院前日に初めてKindleで購入したカズオイスグロの続きを読もうかな、という気にもなれるくらい元気は出てきたおねがい


痰が絡むから咳払いしたいけど、できるだけガマン。。それが辛い。


ほっぺたは右の奥を切ったみたいで、痛みはないけど、引っ張られてるような、腫れてるような。

舌でツンツンすると恐らく縫った糸見たいのがあるのがわかってゾクゾクするびっくり


朝ごはんはお米が痛くて飲みこめず、味噌汁でふやかしてなんとか食べた。

ひどい喉風邪をひいて、扁桃腺が腫れた時のような感じ。


看護師さんや先生が来ると、つい声を出してしまいそうになる。

なんだか無言だと失礼な気がしてショボーン

でも、もともと大声を出すタイプではないし、声を出そうとすると痰が絡んで、ああそうだ、声を出してはならなかったんだ、と思いださせられる。


点滴が4日取れないのが気分的に解放されないけど、

同じ病室の抗がん剤の話とか聞いてたら、

贅沢なことを言ってはならない、と思う。


ハミガキとトイレに行くのが億劫で、

行こうかな、と思ってから実際に行動するまで1時間くらいかかる。

やっぱりしんどいんだな、私チーン

普段、ダラダラするのが大嫌いで、

嫌悪さえ感じるのに。


9時前に診察があって、

「口が小さくてなかなか開かなかったから、結構な力で開けたけど痛くない?」と聞かれた。

痛い!!ですよゲッソリ

切ったとこじゃなくなぜか左側の舌の下が痛いですよ。

舌も切れてる感じがしますよ。

それのせいだったとは。

頭が痛いのもそのせいか?


内視鏡で声帯の映像も見せてもらった。

「いー」と声出してください、と。

えっ?いいの?

でも結局、何かが詰まってるような感じがするのと、痰が絡むのとで、声らしい声は出ず。

声帯の経過は順調らしい。

赤く腫れてて、脂肪が染み出してた。

説明されないと、何が何だか全くわからないけども


夜ぐっすりだったのに、まだまだ眠くて、お昼ご飯までうとうと。

お昼ご飯は、朝ごはんよりも飲み込みやすくなったような気がする。

普段何気なくしている呼吸や咳払いや嚥下に感謝


それにしても、なんでこんなに眠れるんだろう。

1日があっという間にすぎる。


起床時間で電気がつけられる、寝る、体温測る、寝る、朝ごはん、寝る、診察、寝る、昼ごはん、寝る、午後の吸引、寝る、シャワー、寝る、夜ごはん、寝る、消灯も気づかず朝まで寝る。


そんな寝てばかりの合間に聞こえてくる病室のおばあちゃん達の会話。

ある人は、大腸ガンレベル4で、手術しないと3ヶ月、しても2年、と言われたけれどガーン通院しながら治療を続けて、今7年目らしい。

孫を普通に預かるし、普通に家事もするし、がん患者らしからぬ日常生活だとか。

抗がん剤があえば、そんな奇跡もあるみたい。