Book Review:『独断流「読書」必勝法』

著:清水 義範 え:西原 理恵子
作家の清水先生と漫画家・サイバラが
『坊っちゃん』や『高野聖』
『細雪』などの日本文学から
『ガリヴァー旅行記』『ハムレット』
『嵐が丘』などの西洋文学に至るまで
各々の解釈で
古今東西の名作文学をぶった切る読書ガイド。
とにかくふたりの「解釈バトル」が絶妙です。
『ロビンソン・クルーソー』においては
漂流記のロマンを語る清水先生に対して、サイバラの
「(遭難した船の漂流物に頼り切った生活に)全然漂流してないじゃん!!」
という怒りの劇画ツッコミ!!
そんなサイバラのゲリラ解釈に
「ほほう!なるほど!」と感心する清水センセ・・・。
もう、原作を読んでても読んでなくても
この2人独自の読み解きとバトルとで、十分楽しめます。
だんだん西洋の難解文学になってくると
西洋文学嫌いのサイバラはもう、読んでもいないし(爆)。
でも、清水先生の情感的な解釈に比べて
サイバラの過激解釈のほうが、鋭く的を射てたりもして・・・(^^;)
因みに、私の学生時代の青春のバイブルで、MyブログIDの元にもなっている
芥川龍之介の『河童』が
清水先生に読ませるとなかなかの酷評だったりするのが
ちょっぴり切なかったです( ̄∇ ̄;)。
このコンビ。
他にも共作で何冊か「お勉強本」のようなものを出しているようなので
こっちのほうもいずれチェックしてみます♪