Book Review:『頭のうちどころが悪かった熊の話』

安東みきえ:著 下和田サチヨ:絵
とにかく・・・このタイトルのインパクト!
冒頭に「人生について考える7つの動物寓話」
とあります。
でも、この手の作品を
意識して人生になぞらえて読むのも肩が凝るので
あえてゆる~いキモチで読みました。
頭のうちどころが悪かった熊が
愛する奥さんの記憶を取り戻すまで、とか
「生きる意味」に悩む牡鹿、とか
七つの寓話に登場する動物達は
それぞれが「生きていくこと」に対し悩み、あがいている。
でもそんな彼らの様子がみな、なんともいえず滑稽。
あまり考えすぎず読むほうが楽しめるかも?
動物達の会話もなんとも可愛らしく、クスッと笑えます。
現代版・宮澤賢治っていう趣きかな。会話の味わいが似てるかも。
下和田サチヨさんの(まるで子供が描いたような!?)素朴な挿絵も
堅苦しい主張のようなものが微塵もない(!)のがまたいいですね。