一周忌・・・幸せな一日 | ◆◇雑記帳◇◆

一周忌・・・幸せな一日

今日は母の一周忌でした。

そして私がフロアディレクターとして携る番組の
今日が最終回。


そんな今日、私にいくつかの奇蹟が降り注ぎ
一生心に残る、素晴らしい一日になりました。


今日のゲストは
月曜からの3日間のゲスト、ミュージシャンの大江千里さんに加えて
チェリストの溝口肇さん(テレ朝系・『世界の車窓から』のテーマでおなじみの)
そして、シンガーソングライターの古内東子さんでした。


まず、古内東子さんなんですが
私は学生時代から大ファンで、今回ご一緒させて頂くのを楽しみにしていたんですが
それだけではなく、古内さんのこの「東子」さんというお名前が
実は母と同じ名前なんです。
(母は「東子」と書いて「ふみこ」といって、読みは違いますが・・・)

「東子」という名は、あまり無い名前なので
そんな「東子」という名をもつ古内さんが
私の目の前で、素晴らしい唄を披露してくださっているのが
なんだかとっても不思議な感覚で・・・
(姿、形はとんでもなく違いますが・・・)
古内さんの唄う姿に、母の姿を重ねずにはいられませんでした。



そして大江さん。

大江さんが番組の最後に唄ってくださったのが
『母の手』という曲。

二年前に亡くなられた大江さんのお母様のことを唄った曲だそうです。

あまりのこの巡りあわせに
私は大江さんに、今日の母の命日のことを話すと
目に涙をいっぱい浮かべた大江さんは
「ディレクターからは当初、別の曲を頼まれていたんだけど
 僕の中でとっても大切なこの曲を、最後に唄いたかったんだ」

そう、私に話してくださいました。


大江さんとは、これまでに何度も何度もお仕事をさせて頂いて
顔を合わせれば冗談ばっかり言い合ってるんですが
そんな大江さんが目を真っ赤にして話しているのを見て
なんだか大変恐縮してしまいました。。ほんとそんないい人なんです、大江さんって。
(っつーか、本番前にスマンっっ!!)

大江さんといえばもうひとつ。

ちょうど一年前
やはり今回のように大江さんとお仕事をご一緒するはずだったんですが
母の件でバタバタしてしまって
泣く泣く担当を降りた、という経緯があるんです。

それが私の中では、とっても心のしこりに残っていて
そしてあれから一年経って、なんとまたご一緒できる!という中での
今回のこのサプライズ・・・ううん・・・奇蹟です。




そして、番組収録も無事終わり
観客の皆さんへのアンコールの演奏。

溝口肇さんが1曲くださることになって
舞台のセンターに立った溝口さんが語り始めました。

「実は今日は、私の父の命日なんです。
 今日は最後に、父へ贈る曲を演奏したいと思います。」



その時の私の気持ちは・・・気持ちは・・・

もう、古内さんのことといい、大江さんの唄といい・・・

今、こうやってPCの前に向かって
その時の気持ちをどうにか表現しようとしばらく考えているんですが・・・
言葉で表現するのは、なんだかちょっと無理みたいです・・・ゴメンナサイ(^^)



溝口さんの演奏のあと、舞台の袖に戻った溝口さんのもとに
やはり私は走ってしまいました。
溝口さんは「えっ!そうだったんだ!!」ととっても嬉しそうでした。

(蛇足かもしれませんが・・・
 「嬉しそう」というとなんだか変に取られるかもしれませんが
 溝口さんの名誉のために・・・これは溝口さんと私の共感の喜びで
 その溝口さんの笑顔はとーーーーっても暖かかったんですよ!)



あれから1年経って、「母の死」というものを
こんなに暖かく、こんなに清々しく捉えることができたことに
心から幸せを感じました。

そして、その苦しみゆえに生まれた「暖かみ」のようなものを
心の底から共感しあえる方々との出会い。

今日のこの出来事、この出会いは、一生の私の宝物になりました。


ほんとに・・・
一周忌のこの日の私が、これほどの幸せに包まれるなんて!!!


母のあの、いたずらっぽい笑顔が、胸に浮かんできます。