看護師として現場復帰しようと考えたとき、誰もがブランクがあることに不安がよぎるものだ。医療現場は進歩のスピードが凄まじく、人手不足も深刻な現場であるため、「進歩する医療についていけるか」「体力がきちんと持つか」など、状況の変化に追いつく自信がなくなるのは仕方ない。では、そんな状況の看護師が、少しでも安心して復帰するためには、どんな心がけが必要なのだろうか。

第一に心がけておきたいのが、看護スキルを徹底して復習することだ。今まで築き上げてきたスキルをアップデートし、現代医学でも活かせるように新たに勉強したり、研修制度などを利用したりするのも有効だ。もしくは、パートや短時間勤務などの勤務で、ゆっくり体や環境を慣らしていく方法もありだ。また、看護師に特化した転職エージェントサイトに登録し、プロのアドバイザーからサポートを受けるのもいいだろう。

また、地域ごとに看護師向けのセミナーや研修も開催されている。再就職に向けて役に立ちそうな教育プログラムを受講してみるといいだろう。ほかにもWebセミナーや通信講座など、場所を選ばず復習できる学び方もある。オンライン系の講座であれば、在宅中の空いた時間に勉強ができるため、日常が忙しくても無理なく始められるだろう。もし、いきなり最先端の医療に携わるのが不安であれば、地域密着型のクリニックなどで復習と実践を積むのがベターだ。検診センターも残業も少なく、ルーティーン作業が多いため、復習するには良い環境といえる。

結婚や出産等のライフイベントを機に、現場を離れる看護師は多くいる。そんな中、子どもが大きくなって、復帰したいと考える看護師もいるものだ。看護師は、全国的に常に人手不足な状態であり、ブランクを抱える潜在看護師を必要とする職場は巷に溢れている。とはいえ、看護師という職業柄、復帰する前にある程度準備しておく必要は出てくるだろう。以下では、ブランクがある看護師が現場復帰する前にしておきたいことを紹介したい。

まず活用してほしいのが、地域の講習会だ。各都道府県には、「都道府県ナースセンター」が設置されている。ここでは、ブランクのある看護師に向けて「再就業支援講習会」が開かれている。都道府県により内容は異なるが、採血や吸引、体位変換、移乗などの演習や講義が受けられる。

そして当然、最新の医療について勉強しておくことも必要だ。医療は日々進歩しており、数年間のブランクがあるのなら医療知識のアップデートが不可欠となる。動画サイトで学んだり、専門書を読んだりして学ぶのも良いだろう。また、セミナーや研修会を開催している医療機関もあるため、ぜひ参加してみることをおすすめする。復帰する前にしっかり勉強しておきたいのが、診療科での代表的な疾患、治療法、薬の効果や副作用についてだ。最低でもこれらは勉強しておきたいものだ。

そしてもう一つ、しておきたいことがある。それは、家族の同意を得ることだ。家庭の事情で離職したのであれば、復帰する際には家族に相談して理解を得ておく必要がある。夜勤を含め、交代勤務は可能か、家事の分担はどうするかなど、納得してもらえるまでしっかりと話し合っておこう。
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