11年前の昨日、父は突然帰らぬ人になりました。
私は高校3年生。
自分の人生の分岐点。
地元で進学するのか?
県外に進学するのか?
私は、父と母の板挟みになるのが嫌で
実家を出ること。地元を出ることを決めていた。
父が亡くなって、
母の側に居てあげた方が良い。
周りから口を揃えて…そんな事を言われていたけど
自分の人生が窮屈で嫌だった。
母と2人で過ごす日々も窮屈だった。
私にとっては、かけがえのない父。
大好き父。
同じ干支。同じ誕生日。
親子と言うだけでは言い表せない繋がりを感じていた。
寡黙な父。
頑固だと思われる父。
子供が好きな父。
優しい父。
不器用な父。
愛に溢れてる父。
一番、話を聞いてくれた父。
高校を卒業すると同時に家を出たい…
って、高2の三者面談の時に初めて打ち明けた。
担任の先生と一緒に驚いていたけど
理由を伝えたら、寂しそうな表情をしながらも
理解してくれた。
いつも、見守ってくれていた。
そんな父が、突然帰らぬ人となった。
いつも近くにいてくれてる感覚があったから
寂しいなんて感じようともしてなかった。
だけど、本当は寂しかった事に気づいた。
お父さんと、もっと話したかった。
どんな環境で、どんな家庭で、どんな事を感じながら育ったのか?
どんな人生を歩んできたのか?
何をしようとしていのか?
聞きたい事はいっぱいあったのに、もう聞く事はできない。。。
父が亡くなった時に決めた事。
「お父さんの分まで生きる」
あの日から11年が過ぎた今日、
私が、今年なぜ大阪を選択したのか?
涙と共に意識化された!!
父と最後に旅行で来た土地が、関西だった事を思い出した。
亡くなる10日ほど前に、来た場所。
直接聞く事はできなかったけど、
父の思いも「今ここ」にある。
私は、自分の命をどう使うのか?
生きるとは?死ぬとは何なのか?
人間のするべき仕事は何なのか?
今の時代に必要な変化を創っていきたい。