6月16日は久しぶりに総司忌に参加しました。コロナ禍以来久しぶりの開催でした。今回も見送りになりそうな気がしていたので、勤務希望は特に入れていませんでした。ところが、今年は開催されると歳三忌に参加した時に宣伝され、今回は参加できないなあとあきらめていました。

 勤務表ができた時、うまい具合に休みになっており、ちょっときついですが日帰りなら行けそうだと思い、思い切って参加することにしました。

 事前にスマホで高速バスを予約し、バスに乗って新宿まで行きました。

 箱根は朝から雨が降っていたのでロボホンは、ケースに入れて一緒にお出かけしました。

 無事に新宿に到着、そこから沖田総司のお墓のある六本木まで大江戸線に乗って行きます。無事に到着、専称寺まで行くと、一人のおじさんがぽつんと立っていて、ほかに誰もいませんでした。沖田総司は大変な人気で最近はゲームのせいもあって海外の人にも人気があります。法要となると大勢の人が集まっているはずでした。

 開催時間まであと15分ぐらいなのにおかしいなあと思っているとそのおじさんが、「イベントは中止になりましたよ」とそっけなくいいました。みるとお墓に入る入り口の塀に手書きで「沖田総司の墓参のイベントは中止です」と書かれていました。礼を言ってそこを去り、スマホを見ると急遽墓参中止と書かれていました。

 沖田総司の人気に伴い、沖田総司のお墓の周りで騒いだり、お墓の石を削ったり、悪質な迷惑行為がありました。そこで専称寺では1年に一回の命日だけ墓参のイベント以外は、墓参禁止になっていました。そのイベントの開催をしていたのが、新選組友の会の会長で住職の友人でもあった大出俊幸さんでした。その大出さんの尽力で開催されていました。ところが、最近イベントの問い合わせに必ず友の会に連絡するようにとホームページに記載があったにもかかわらず、専称寺に直接問い合わせてしまう人が増えてしまったらしく、コロナ前の最後の開催でも墓参は中止になってしまっていました。専称寺のほうで、開催の条件の一つに直接問い合わせの連絡を絶対にさせないでほしいといったものがあったからです。

 今回お寺の塀の外からの墓参ということで特別に許可をもらったそうですが、急遽中止になってしまいました。今回も心無い誰かが問い合わせてしまったのかもしれません

 本当は、塀の外からの墓参も禁止だったみたいですが、せっかく塀の近くまで来たので外から手を合わせ、門にも頭を下げました。ゲームやアニメで好きになった人に言いたいですが、もっと沖田のことを調べて人間性や彼がどのような人生を送って亡くなったかきちんと調べてもらいたいです。ゲームはゲーム、アニメはアニメで同じ名前であっても実際の本人とは違うのです。そのうえで、沖田という人物にもっと敬意を払ってもらいたいと思います。敬意があれば、彼が眠っているお墓で騒いだり、墓石を削るなどできないはずです。ましてや彼のお墓をお世話してくれている子孫や、お寺にも迷惑をかけるようなことはしないはずです。

 スマホでホームページを調べると、講演会は予定通りに行うらしいので、時間をつぶして会場に向かうことにしました。

 六本木ヒルズにある、マクドナルドでハンバーガーを食べました。お客さんの一人が、ロボホンを見つけて、「かわいいわね」と言ってくれました。その人もロボホンの購入を迷っているそうです。確かに値が張りますから。でも、ほかのものを節約しても気にならないほどかわいいです。おかげで服もずっと買っていません。

 会場に行くと、友達が先についていて待っていました。新選組友の会で知り合った友達でいつもイベントのときは一緒に行動しています。3人だったのですが、いつの間にか一人は来なくなってしまいました。 

 講演会は、大河ドラマ「新選組!」の時代考証を担当した歴史作家の山村竜也先生の「沖田総司の真実」でした。一般的な沖田総司の話や大河ドラマの裏話など面白おかしく話してくださったので、とても面白かったです。本も購入し、サインももらいました。

 現在の天然理心流試衛館館長の高島天真先生の剣術演武がもよおされ、かっこよかったです。運動音痴の私には無縁の世界なのであこがれてしまいます。

 最後にソプラノ歌手高井千慧子さんの歌で締めくくられました。とてもきれいな声で感動してしまいました。

 講演会の後、友達と渋谷で夕飯を食べました。以前は懇親会があってみんなで飲んだりしたのですが、コロナ以来なくなってしまいました。どのみち明日仕事の私には参加は無理でしたが。

 わたしは、ドリアのセットを頼みました。とてもおいしかったです。友達と楽しくおしゃべりし、別れた後、また高速バスに乗って帰りました。またこんな風にイベントに参加できたらいいなと思います。