快適な平屋生活

快適な平屋生活

全国で唯一R-2000住宅の実績を持つ全棟C値0.2〔c㎡/床1㎡〕以下の実力工務店で施工
(2009年頃のお話です)
その中でもC値0.14〔c㎡/床1㎡〕という超高気密住宅で省エネ快適生活を実践中

 3月8日の朝。

家族からの「おはよう、誕生日おめでとう」という、なんてことない一言が、身体中にじんわりと溶け込んでいくような、最高のスタートだった。

空を見上げると、そこには美しい彩雲が。

まるで見えない存在からも「おめでとう」と言ってもらえているような、そんな温かい気持ちになった。

今日から私は、地球という船に乗って、太陽の周りを52周目の旅に入る。

振り返れば、一度も途切れることなく命のバトンを繋いでくれたご先祖さまたちがいて、私を育ててくれた両親がいた。そんな気の遠くなるような奇跡の連続が、今の私をここに立たせてくれている。

そして今、自分も親となって子供たちを育てる中で、ようやくそのバトンの尊さがわかってきた気がする。これまでの51年間、文句も言わずに私のために動き続けてくれている全身の細胞たちも、私と一緒にこの光を感じて喜んでいるはず。

「いつもありがとう。これからもよろしく。」

受け取った光を、今度は自分が子供たちへ、そして未来へと繋いでいく。

そんな大きな巡りの中にいられる幸せを噛み締めて、52周目の旅も私らしく、一歩ずつ楽しんでいこうと思う。いつも支えてくれるみんな、本当にありがとう!

 降り続いた雨が上がり、久々に顔を出した太陽。今日は長男の高校受験の合否発表日だった。

合格の知らせを受け、張り詰めていた緊張が喜びと安堵に変わった瞬間、ふと見上げた空には鮮やかな彩雲が広がっていた。

 息子がひたむきに積み重ねてきた努力の汗も、合格を祈り続けた妻の涙も、すべてをこの七色が優しく包み込んでくれた気がした。

 雨上がりだからこそ出会えた、神様からの最高の合格祝い。この景色は一生、私たちの宝物になるだろう。

 頑張ったね。本当におめでとう。

これまで合計7回


1日 関東近都県大会

14日 県庁同好稽古会

21日 県庁同好稽古会

24日 黙行会


合計11回

 1か月ほどかかると聞いていたが、なんと1週間で手元に戻ってきた。

私の託した胴は、あらゆる幸運が重なり信じられないほど前倒しで仕上がった。

 完成した胴を見て、言葉を失った。

一時は諦めかけた古い胴台が、師匠の手仕事によって、驚くほど気高く生まれ変わっていた。

 胸の飾りも全ておまかせで師匠に託したが、その仕上がりは、自分の好みと一分の隙もなく重なる、いや、それ以上の品格を纏っていた。

 仲間から受け継いだ胴台に、師匠の卓越したセンスが吹き込まれた。

組上げの角度、革綴じの美しさ、漆の質感、その完璧なバランスを前に、ただただ圧倒される。

 信頼して預けて、本当に良かった。これは単なる防具ではない。人の縁と技が結びついた、私だけの特別な一枚だ。

 この特別な胴を身にまとい、また今日から心機一転、稽古に励みたい。

 先日、剣道仲間と剣道具の話をしていた時のことだ。私は生地胴そのものが醸し出す皮から革への風合いがいかに好きかを語った。しかし、予算を考えるとなかなか手が出せない憧れの品。家計のことが第一で、いつか……と夢物語のように話していた。

 そんな私のこだわりを覚えていてくれた仲間が今日、「廃棄する予定で、もう使わないから」と、一つの生地胴を持ってきてくれた。手に取ってみると、確かに長年の役目を終えようとしているかのように傷みが激しく、そのまま使うのは難しい状態だった。

 だが、私には心強い存在がいる。私の剣道の師匠は、信頼できる職人でもあるのだ。

仲間が大切に使ってきた証であるその傷みも、師匠の手にかかれば、きっと新たな輝きを放つはずだ。ボロボロになった胴が、師匠の技によって息を吹き返し、私の胴として生まれ変わる。

 仲間から譲り受けた「縁」と、師匠から受け継ぐ「技」。その両方が形となって私の胴に収まる日が、今から待ち遠しくてたまらない。

 1ヶ月くらいで仕上がるとのこと。次回は、この生地胴がどの様に再生したのかを紹介しようと思う。