私が公立病院の小児科に勤務していた頃のお話しです。
先日のblogでDrに「育児書を読んでみなさい」と言われた20代の若い新生児を抱っこしたママのお話しです。
受付さん「今日はどうされましたか?」

ママ「うちの子のオシッコの色がヘンなんです!」

受付さん「どのように…」

ママ「無職透明なんです!」

受付さん「???…○番診察室から呼ばれるまでお待ち下さい」

…診察室での会話…
Dr「オシッコの色がヘンってどういう事ですか?」

ママ「うちの子のオシッコ…青くないんです!」

Dr「(@_@)あの…青くないって…青かったら大変でしょう!」

ママ「だってTVでオムツのコマーシャルで青いじゃないですか!」と逆ギレ。

Dr「あなたね 自分のは青いの?同じ人間で赤ちゃんだけが青いの?母親学級に参加したり育児書読んだりしたことないの?」

ママ「面倒だし寝てた方が子どもにいいと思ったから何にもやってなぁ~い」

Dr「自分の親に聞いたり 育児書買って読みなさい」

ママ「はぁ~い」

と オシッコより顔が青ざめるような笑い話…イヤ…病院に来られた事から考えるとママにとっては 真面目な悩みだったんでしょうね。

CHANELの大きな袋を持っていてもミルクもオムツの替えも持ってなくて 「受付でミルクちょうだい!オムツも!」と言うママもいれば 冬場に多かったのが 足先を火傷してくる新生児。

どのママも言う事は同じで「寒くて泣いたから ストーブは危ないから温風ヒーターで暖めてあげた」と。

当時の温風ヒーターの吹き出しは下部にあり 近すぎ長時間あてすぎで ちっちゃな足先が真っ赤に火傷して 本当にかわいそうでした。

泣くことしか出来ないのに 「いつ誰が寒いって言ったんだ?」と ちょっと怒り口調で言っていました。

新米ママ わからない事 いっぱいありますよね。

でも毎日スキンシップを図る事で自然と判るようになるし 人生の大先輩である お母さんや おばあちゃんに聞いてみたりするのもいいですよ。