オカメインコやセキセイインコの成鳥は、基本的に、寒さにも暑さにも強い。
最近はあまり見かけなくなったけど、少し前なら、日本の東京や大阪とかあまり北じゃなければ、夏・冬じゅうベランダにケージ出しっぱなしで飼育されているオカメやセキセイも見かけたと思う。
オカメインコやセキセイインコはオーストラリア乾燥地帯原産である。
彼らの生育地は、雨期と乾期があり、雨期は暑い。
乾期は昼間は暑く、夜間はすごく寒い。
それが、オカメインコやセキセイインコの寒さ・暑さへの強さだと思う。
だけど、ヒナにはこの気候、試練である。
手乗りとしてヒナだけになっている子は、多くの場合、1羽ですごしている。
だから、暖かく快適な巣からは出されているし、暖めてくれる親兄弟もいない。
そのため、体が大人になるまでは、様々な注意が必要になる。
ここで、どこを「おとな」と考えるか。
一人餌=「おとな」という考え方もある。
私は、オカメインコにとっての「おとな」は1~2歳だと思っている。
オスの場合、大人の羽色になること。
メスでも、ヒナ換羽が完全に終わっていること。
体の線がしっかりしていること。
これらが、この年齢だと思う理由である。
オス羽色への換羽は、はやい場合は、生後半年くらいの、最初の換羽で起きる。
でも、個体によっては、大人羽色になるまで1年半ほどかかる。
メスは目立つ羽色変化はないけれど、内分泌的に、成熟度は同じくらいと考えられるだろう。
早熟な場合、一歳未満で産卵する子もいるけれど、繁殖させるならもう少し大きくなった子を選ぶ方がいいと経験的に感じている飼い主さんもいると思う。
これも、体の成熟度と関係しているのだろう。
体の線も、この発達に伴って、筋肉の状態が変化する。
ヒナのある時期は、体重があまりかわらない大人よりも、体が大きく見える時がある。
これは、ヒナが、やわらかく、ピチピチ・ムチムチしているからである。
これが、成熟すると、筋肉がしっかりしてきて、パツパツ・ムチムチという感じになる。
ふとしたときに、このような体のラインの変化に気付くこともあるだろう。
小さい頃は体重の増減があったけれど、健康に育ってくれたオカメちゃん。
その年齢は2歳くらいが境になっていることが多いと思う。
これも、成熟したからだと考えている。
これらのことから、オカメインコは、1歳か2歳くらいになるまでは、温湿度などにも注意が必要なのであるが、どれくらい注意が必要か。
それに関して、一人餌になるまでの体重変化・病歴などが参考になるのではないかと思う。
長くなったので、補足2で、挿し餌から一人餌までのヒナについて記す。
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