今週、映画が公開されるらしい、海堂尊の『チームバチスタの栄光』。
映画は観に行かないだろうけど、この小説は好き。
2006年に宝島社から刊行された長編小説で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
医療現場ミステリーとしての緊張感と完成度がなかなかのものだ!とお気に入りです。
この作品後、主人公同じ、または、登場人物関連ありで、『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』、『ブラックペアン1988』が刊行。
すべて医療現場ミステリーながら、『ナイチンゲールの沈黙』はちょっとタイプが違うかなぁという印象を持っていて、あまりお気に入りではないけれど、他3作はかなり好き。
製本も、本自体の色・デザインが、それぞれなかなかのインパクトがあってそこも好き。
2008年版『このミステリーがすごい!』に、このシリーズの短編が載っていて、読んでみたけれど、短編だからか、ちょっと展開が普通ミステリーだったので物足りなかった。
このシリーズ、神経内科医で愚痴外来担当の田口医師と厚労省役人の白鳥氏のやりとりがかなりおもしろさを引き立たせていると思う。
だから余計に映画版(ヒロインがいるからね)に興味がでないのかな?
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小説の内容とは少し離れるのだけれど。。。
このシリーズ主人公の田口医師は窓際医師という設定。
でも、だからこそ、バリバリ最前線の医師とは違う視点で、、という設定にもなっている。
これまでに病院で他人の名前付きの点滴されたり、医師とのやりとりでいろんな思いをしたことがあったりする私は、お医者さん、この本を読んで、ちょっと考えてくださいっ!と思ったのでした。
でも、バリバリ最前線で輝いている医師が同じモノを読んでも、感じるところは違うかもしれない、とも思う。
1つの物事でも、いろんな方面からみることができるからね。。。
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